大山のぶ代さん、小原乃梨子さん 声優17人が一斉に交代した「ドラえもんに休日を?!」とは
準レギュラーキャラまで全員登場

スネ夫のいとこの「スネ吉(CV:二又一成さん)」がスーパーカーで登場して追いかけますが、のび太はしぶとく逃げ続け、自宅に逃げ帰ることに成功しました。
しかし、背後から現れたママ「玉子(CV:千々松幸子さん)」の恐ろしい形相に、のび太はついブザーを押してしまいます。急遽(きゅうきょ)、ドラえもんが駆けつけますが、ママはのび太に買い物を頼んだだけでした。ミーちゃんに嫌われたドラえもんはのび太に激怒しますが、のび太も反論して、ドラえもんは泣きながらタイムマシンで22世紀へ帰ってしまいます。
そのままドラえもんは戻ってこず、のび太は学校から帰ってもひとりでたたずんでいました。ママが読んでいた『宇宙霧』という本は、実際に千々松幸子さんが刊行した詩集です。のび太はしずかの家へ行き、しずかのママ(CV:松原雅子さん)に挨拶しますが、出木杉が来ていると知ると走り去ってしまいました。
夜、のび太のパパ「のび助(CV:中庸助さん)」がドラえもんの消息を尋ねて、「ケンカしたって、また仲良くなれるさ」と声をかけます。一方、22世紀では「ドラミ(CV:よこざわけい子さん)」と「セワシ(CV:太田淑子さん)」と「ミニドラ(CV:佐久間レイさん)」が、意地を張っているドラえもんを心配していました。
どうしてもブザーを押させてドラえもんを呼びたいジャイアンとスネ夫は、今度は「神成さん(CV:渡部猛さん)」の家の塀に落書きをしてのび太をワナにかけますが、のび太は自力でなんとか脱出します。
やがて、のび太にガラの悪い少年ふたり組がからんできました。ブザーを踏み壊して覚悟を決めるのび太でしたが、ジャイアンとスネ夫が助けに来てくれます。しかし、そこへガラの悪い少年の兄が登場してふたりを投げ飛ばしてしまいました。偶然目撃したしずかがドラえもんを呼ぼうとしますが、ドラミによって再び20世紀に送り出されたドラえもんがガラの悪い少年たちを吹き飛ばします。
バツの悪い思いをするのび太とドラえもんですが、ジャイアンとスネ夫がふたりをくっつけようとします。ジャイアンは「お前らが一緒じゃないと、俺たちも調子狂っちゃうんだよな、なぁスネ夫!」と、声をかけて去っていきました。のび太とドラえもんは、「帰ろう」と微笑み合って家に帰ります。その後、いつものような朝がまたやってきて、お話は終わりました。
シンプルにまとまっていた原作や一度目のアニメ化に比べると、演出面でもストーリー面でもかなり余分な要素が付け加えられており、放送時はファンから賛否両論あったそうですが、すべては交代するキャストに出番を与えたかった制作側の気持ちの表れでしょう。放送当日のニュース番組は、20人以上の声優が集まったアフレコ風景に密着し、14人の声優からのメッセージを放送しました。
「ドラえもんに休日を?!」のアフレコの翌週、おそらく映画の予告編のため、大山のぶ代さんと小原乃梨子さんはふたりだけで最後の収録を行います。終わった瞬間、マイクの前で思わず小原さんが大山さんに抱きついた姿が印象的でした。
(大山くまお)



