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『北斗の拳』のゲームは「クソゲー」率高め…良作は「マークIII版」以降おあずけ?

ファミコンでも「北斗ゲーム」が登場するが…?

 後にファミコンでも同じ1986年8月にショウエイシステム制作の『北斗の拳』(東映動画)のゲームが登場したのですが、こちらは時代を差し引いてもグラフィックのクオリティや操作性の悪さ、ゲームシステムなど、どれをとっても残念な出来。1989年に発売したファミコン版『北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝』ではなぜかRPGとして登場しました。この頃から「北斗ゲーム=クソゲー」というイメージの「死兆星」が我々の頭上にもたらされていたのかもしれません。

 その後、かつて名作をリリースしていたセガも「セガサターン」の時代、1996年にバンプレストによる『北斗の拳』のゲームを発表。声の出演に神谷明さんや千葉繁さんなどアニメ版の声優を起用する豪華さだったのですが、アニメは作画崩壊といえるレベル。ゲーム中の物語の設定どおり、まさに「暗黒の北斗」といえる内容で「北斗アクション」として元祖だったセガの歴史に汚点を残すことになります。

 そのセガはプレイステーション4用として2018年に同社の大ヒットシリーズ、『龍が如く』とコラボした『北斗が如く』を発表するのですが、コチラはオリジナルストーリーでありながら「バンプレスト版北斗」とは比較にならない秀作。世紀末世界で展開される『龍が如く』のようなゲーム性、ストーリーが楽しい1本となっています。

 原作が累計で1億部を突破したことで知られる人気マンガ、『北斗の拳』ですが、改めて振り返ってみると「クソゲー」率は、かなり高め。昭和の時代に生きた少年たちが「ミスミのじいさん」の種モミの如く貴重なお小遣いをやりくりした結果、「クソゲー」をつかまされるたびに「すでに死んでいる」気分を味わったのも、懐かしい思い出ではないでしょうか。

(渡辺まこと)

【画像】クソゲー率が高かった『北斗の拳』のゲーム、良作はどれ?

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