勝矢さんがヒグマをぶん投げ? ドラマ『ゴールデンカムイ』で再現確定(?)な衝撃シーン
まさかの「誰なのおじさん」も登場?

動物以外では、杉元たちの敵「第七師団」側のクセの強い場面の再現にも注目が集まっています。一番話題になっているのはやはり、予告編や公式X(旧:Twitter)でも発表されている「ファッションショー」のシーンでしょう。
アイヌの金塊を使って北海道に軍事政権を作ろうとしている「鶴見中尉(演:玉木宏)」は、夕張で人間の死体の皮を使って手袋ほかさまざまな「作品」を作っているはく製職人「江度貝弥作(演:古川雄輝)」と出会います。鶴見中尉は持ち前の洞察力と人心掌握術で、ゆがんだ育て方をしてきた亡き母のはく製と暮らす江渡貝の心を解き放ってあげました。そして、江渡貝の天才的な技術を利用し、金塊争奪戦に混乱をもたらす「偽の刺青人皮」を作らせます。
この一連の場面のなかで出てきたのが、江度貝が新鮮な死体で作った数々の奇抜な衣装の数々を鶴見中尉に披露する「ファッションショー」でした。ドラマの予告編ではライトアップられたランウェイを歩く江渡貝の姿があり、公式Xでも人皮で作った被り物を身に着けて、うっとりとした顔で鶴見中尉と踊る彼の姿がアップされています。
また、配信サイトWOWOWオンデマンドで観ることができるキャストインタビュー動画にて、江渡貝役の古川さんは細身ながら意外と筋肉がある江度貝のファッションショーを再現するために、10㎏の減量をして体脂肪率も10%を切ったことを明かしていました。江渡貝邸内の細かい美術についても語られており、制作陣も特にこだわりの場面となっているのではないでしょうか。
また、杉元に双子の片割れを殺された第七師団兵士「二階堂浩平」役の柳俊太郎さんのインタビュー動画でも、重大情報が語られています。印象的な場面について聞かれた柳さんは、原作でも好きだという「誰なのおじさん」のシーンを挙げていたのです。
原作94話にて、戦いのなかで「土方歳三(演:舘ひろし)」に右足を斬られた二階堂は、病院に運ばれるもそこでモルヒネ中毒になっていました。鶴見中尉のもとにはちょうど天才的銃器開発者である「有坂成蔵」陸軍中将がやってきており、鶴見中尉は落ち込んでいる二階堂を有坂中将と会わせようとします。
その後、先に鶴見中尉が二階堂の病室に入り、有坂中将を呼ぼうとするも、なかに入ってきたのは首にコルセットを巻いて右腕を骨折した謎のおじさんでした。二階堂が「誰なの? 怖いよおッ!!」と怯えたこのおじさんの登場シーンはここだけで、さすがの鶴見中尉も「誰だお前!!」と正体を知らないようです。
正体不明の謎キャラとして、一部で高い人気を誇る通称「誰なのおじさん」が登場することが明らかになり、ファンは喜びとともに「誰なのおじさん内定したからにはマジで誰が見ても『誰なの!?』ってなるガチ誰なのおじさんにやって欲しい」「誰なのおじさん、大泉洋がやってきてひと言も発しないまま部屋から出ていっても、もうおかしくないな」などと、さまざまな予想もしていました。
誰なのおじさんも有坂中将も演じる俳優は現状不明ですが、サプライズキャストも期待できそうです。また、この場面があるということは二階堂が有坂中将からもらう「散弾銃を仕込んだ義足」も再現されるはずで、後のさまざまな衝撃シーンにも期待が高まります。
そのほか、ドラマの完成披露試写会での桜井ユキさんの発言で、桜井さん演じる殺人ホテルを経営する刺青囚人「家永カノ」がアシリパの目玉をなめようとする場面も再現されていることが確定しました。そのほか、アシリパが謎の巨大鳥にさらわれかけたりアザラシを殴り殺したりするシーン、白石の「初恋」にまつわる回想などの場面は再現されるのか、実写のアイヌの少年「チカパシ(演:青木凰)」に「あのセリフ」を言わせることはできるのか、など気になる部分は多々あります。全9話でどれほどのエピソードが映像化されるのか、今から楽しみに待ちましょう。
※山崎賢人の「崎」の字は実際は「たつさき」
※柳俊太郎さんの実際の栁の字は「木」偏に「夘」
※アシリパの「リ」は小文字
(マグミクス編集部)