【漫画】隕石が… 突然の地球最期の日 プラネタリウムを見に行く男の父への思い
地球に隕石が衝突することが分かり、今日が地球最期の日。死ぬことを知った貴弘は、今まで貯めた現金をすべて破り、プラネタリウムを見に行くことに。貴弘は今朝、星が好きな父の夢を見たのでした……。とりすとさんの創作マンガが反響を呼んでいます。
地球最期の日に星を見て気づいたこと

地球に隕石が衝突することが分かり、今日が地球最期の日。死ぬことを知った貴弘は、今まで貯めた現金をすべて破り、プラネタリウムを見に行くことに。貴弘は今朝、星が好きな父の夢を見ました。「今日も星がきれいに見えるぞ」といつも言っていた父。最期くらいは父の言う通りに星を見てみようと思い立ったのでした……。
とりすとさん(@hiirginait0)による創作マンガ『地球最期にプラネタリウムを見に行く男』がTwitterで公開され、家族愛を感じる物語に「美しい話」「実家に帰りたくなった」など、大きな反響がありました。
作品について、作者のとりすとさんにお話を聞きました。
ーーとりすとさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
高校の時、友人に趣味で絵を描いている人がいて、その友人と自分で、遊びでマンガを作ってみようと思ったのがきっかけです。当時は原作を考えてました!
ーー『地球最期にプラネタリウムを見に行く男』のお話はどのようにして生まれましたか?
大学の卒業作品で、「地球最期の日」をテーマにマンガを4作ほど制作しました。自分がプラネタリウムを見に行くと、その時悩んでたことやつらいことが消えていく感覚があって、もしこれから死ぬと分かっていても、プラネタリウムを見た後なら少し幸せな気分で人生を終えることができるのかなと思い、この話ができました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
たくさんの感想をいただいて本当にうれしいです! 特にうれしいのは、やっぱり内容をしっかりと理解していただいて、それに対してのコメントをしてくださる方です。それから、まだ漫画家志望なので、「本になったら買います」とまで言ってくださる方には本当に心から「ありがとうございます」と感じます。

ーー今回の作品も含めて、とりすとさんの作品は「人間の生と死」といった、考えさせられるテーマのものが多く見受けられ、心に響きます。創作マンガを通して読者に伝えたいことはどのようなことでしょうか?
私の持論でしかないですが、人間は生と死の狭間に立ったときに、本当の素を出して心から伝え合うんじゃないかなと思っています。でもそれだとやっぱり遅いし悲しいなと思うので、こういった作品を通して、「自分は今すぐ想いを伝えておこう」と読者に思っていただければと思います。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
Twitterマンガは何らかの賞に出した作品などが中心で、正直、多くの作品を出せるわけではないんですが、それでもひとつの作品を読んでいただける場所ですので、できる限りは出していきたいなと思っています。
(マグミクス編集部)