『ワンピ』110巻ラストの見開きページに秘密が? 対照的な構図から導き出される可能性
『ONE PIECE(ワンピース)』110巻に収録されたある「見開きページ」に描かれたキャラクターたちの配置に、ファンが興味深い法則を発見しました。驚きの考察に、ネット上では大いに盛り上がっています。果たして、その発見とはどのようなものなのでしょうか。
12人の配置は偶然じゃなかった?
2024年11月1日に刊行された『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)コミックス110巻には、サブタイトルにもなっている1121話「時代のうねり」が収録されています。この1121話の「ある見開きページ」についてのファンの発見が、ネット上で大きな話題となりました。一体どのような発見があったのでしょうか?
1121話最後の見開きページには、「シャンクス」、「赤犬」、「モンキー・D・ルフィ」、「モンキー・D・ドラゴン」、サーベルのような剣を持った謎の人物、「イム様」、「マーシャル・D・ティーチ」、「コビー」、「クザン」、「バギー」、「フィガーランド・ガ?リング聖」、「サボ」の計12名のキャラクターが描かれました。
「四皇」や「世界政府」、「革命軍」に「天竜人」など、各勢力の代表といえる顔ぶれが描かれ、「Dr.ベガパンク」の「『ひとつなぎの大秘宝』を!!! 手に入れた者に!!!」という意味深なセリフが添えられていることからも、今後の鍵を握るキャラクターたちと予想できます。
この見開きページについて、あるファンの「ページを閉じた時に重なるキャラクター同士が『対比』となっている」という考察が話題になっていました。見開きページをそのまま閉じると、キャラクターがふたりずつ同じ位置で重なり合うようになっています。例えば、ルフィとティーチ、シャンクスとバギー、赤犬とサボ、ドラゴンとクザンといった具合です。
では、重なるキャラクターにはどのような関係があるのでしょうか? 赤犬とサボには「ポートガス・D・エース」をめぐる因縁があります。「マリンフォード頂上戦争」でエースの命を奪ったのが赤犬で、エースはサボの「義兄弟」でした。さらに、サボがエースの形見である「メラメラの実」を食べたことで、赤犬の「マグマグの実」と同じ「炎」の力を持つようになりました。これらのことから「このふたりが今後戦う展開になるのでは?」と推測されています。
また、ドラゴンとクザンは、それぞれ「モンキー・D・ガープ」の息子と愛弟子という関係性があります。さらに、ガーリング聖と重なる謎の人物との組み合わせは、シャンクスとの血縁関係が匂わされているガーリング聖と、ファンの間でうわさされている「シャンクスの双子の片割れ」ではないか、と予想されていました。
そして、イム様に重なるのは、海軍本部大佐で海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊員でもあるコビーです。このふたりが重なる意味については「純粋に『正義』と『悪』の体現者なのでは?」「解放する者(コビー)と支配する者(イム様)?」などの予想が飛び交っています。
最後に、ルフィと重なるのはやはりティーチです。このふたりが重なっていることについては「やはり、このふたりは決着をつける展開が来るんじゃないか?」などの声があがっていました。このことから、ティーチはラスボスか、それと同様の扱いになるという展開も推測できます。見開きページに今後の展開が凝縮されていることを感じとれるような、非常に「アツい」考察といえるのではないでしょうか。
(LUIS FIELD)