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「スパロボ」未参戦作品それぞれのワケ 『バイファム』は…なるほど参戦できないわ

参戦のハードルを上げている大人の事情とは…

2021年に発売された30周年記念の現行最新作『スーパーロボット大戦30』(バンダイナムコエンターテインメント)
2021年に発売された30周年記念の現行最新作『スーパーロボット大戦30』(バンダイナムコエンターテインメント)

 放送当時の人気も高く、アニメ雑誌の表紙を何度も飾り、いまでも登場するロボットの立体物が発売されている……それほどの作品でありながら、いまだにスパロボに参戦していないのが『銀河漂流バイファム』です。OVAは4作がリリースされ、本編放送から15年後にTVで外伝アニメ作品が放送されたこともありました。

『バイファム』が参戦しない理由、それはストーリーを思い出すとよく分かるかもしれません。戦争で星を追われた13人の子供たちが、異星人の捕虜となった家族を救出するため宇宙での旅を続けるというものです。

 この13人の子供たちは、周囲の大人がすべていなくなったことで武器を持ちました。この作品のテーマといえるのが、そうした「大人のいない空間」です。この重要なポイントは、ほかの作品とからむことで瓦解することでしょう。つまり仮にスパロボで他作品と合流すれば、子供たちは保護される対象となり戦う理由を失うわけです。

 これが『バイファム』の、スパロボ参戦を遠ざけている理由でしょうか。スパロボのプロデューサーであった寺田貴信さんも、この意見とほぼ同じコメントを過去に残していました。つまり『バイファム』をスパロボ参戦させるなら、相応の舞台が必要ということでしょう。

 たとえば人気も知名度も高かった『戦闘メカ ザブングル』も、荒廃した地球が舞台だったことで長らく参戦できませんでした。それを未来の地球や、別次元の地球という形で参戦を果たします。つまり『バイファム』も、参戦するためには世界観の構築が必要なのでしょう。

『機甲艦隊ダイラガーXV』もいまだに参戦していない作品のひとつです。ロボットアニメのなかで、ややマイナーな作品という点も参戦していない理由かもしれません。ファンからは、15体合体でパイロットも15人も搭乗しているため、使用できる「精神コマンド」が多くなりすぎるから、ともいわれていました。

 上記の理由もあるでしょうが、それ以上に深刻なのが版権問題です。『ダイラガー』は過去に『百獣王ゴライオン』と共に『ボルトロン』というタイトルへ改題し、海外で放送されて人気を博したことがありました。

 これがきっかけで現在『ダイラガー』の版権は、『ボルトロン』として譲渡されて海外にあります。このことが参戦を難しくしているのでしょう。ちなみに『ゴライオン』はタイミングに恵まれ、スパロボ参戦を果たしています。

 まったく事情が分からない作品といわれるのが『惑星ロボ ダンガードA』でしょうか。それゆえにさまざまなうわさも流れていますが、どれも信ぴょう性に欠けるものでした。当時の作品人気も高かったので、いまだに根強いファンも多い作品です。

 このほかにも『マグネロボ ガ・キーン』や『超人戦隊バラタック』といった1970年代の人気作品、1990年代の人気シリーズである「勇者シリーズ」も半数がいまだに参加していません。

 多くの未参戦作品は人気面や知名度から見送られていますが、そのなかにも別な理由がある作品もあります。スパロボファンのなかには、それぞれに参戦してほしい作品がある人もいることでしょう。いまだにスパロボに参戦しない理由を考えてみると、意外な事実を知ることになるかもしれません。

(加々美利治)

【あっ…(何かを見た)】こちらスパロボ参戦が待たれる「未参戦作品のロボ」です!(4枚)

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