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嫌いな人いる? いないよね! 全男児が憧れる「セイラさん」という高貴なおねえさん

必ず「さん」を付けて呼ばれるキャラクターのひとり、『ガンダム』シリーズの「セイラさん」が、当時の男児たちにとっていかに「憧れのおねえさん」だったかを改めて振り返っていきます。

男児ならみんな大好き!

ジャケットの下は白いつなぎだったとは…… 「エクセレントモデル RAHDXシリーズ G.A.NEO 機動戦士ガンダム セイラ・マス」(メガハウス) (C)創通・サンライズ
ジャケットの下は白いつなぎだったとは…… 「エクセレントモデル RAHDXシリーズ G.A.NEO 機動戦士ガンダム セイラ・マス」(メガハウス) (C)創通・サンライズ

『機動戦士ガンダム』に登場する「セイラ・マス」を嫌いな男児はいないはずです。高貴な生まれで、美人、仲間を励まし、ときには叱り、パイロットとしても優秀という頼りになる憧れのおねえさんでした。

●セイラさんの魅力は、もの寂し気なキャラクター

「ホワイトベース(WB)」では通信士やパイロットとして活躍したセイラさんは、仲間を励まし、ときには叱る頼りになるお姉さんタイプの人物です。

 戦闘に不安を感じた主人公「アムロ・レイ」に「あなたならできるわ」とおだて、油断した「カイ・シデン」に「息を抜いてはだめよ」とアドバイスする一方、カイが薄情な態度をとれば「軟弱者!」とビンタで叱るなど、WB隊の精神のバランサー役も担っていました。それが劇中でも「さん」を付けて呼ばれていたことに現れていたのではないかと思います。

 一方で、メンタルが不安定な時に出撃する際には「暴れてさっぱりしてくる」とこぼし、人間味を見せる場面もありました。

 そのセイラさんは、いつも寂し気で憂いを帯びた表情をした謎の女性でもありました。後に分かることですが、高貴な生まれの身分を隠し生活しているためそのようなキャラクターであったのでしょう。

 高貴な出自にもかかわらず、周囲と分け隔てなく接し、命をかえりみず出撃、ミステリアスな女性は、男児にはグッとくる憧れのおねえさんに映りました。

●パイロットとしての腕も確かで、その強さに男児の心もわしづかみ

 セイラさんは「ガンダム」で出撃すると、ビームライフルで「ザク」をヘッドショットで射貫くエイムを見せつけ、「Gファイター」に乗り換えると本領を発揮します。

 キャメルパトロール艦隊戦、コンスコン艦隊戦、ソロモン戦では、それぞれ「リック・ドム」を撃破し、ア・バオア・クー戦では、「ゲルググ」と接敵するとその俊敏さに「さすが新型」と漏らすも、余裕の撃墜をしました。

 また、劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』では、「黒い三連星」の「オルテガ」を撃破する金星をあげるなど、エースパイロットの条件5機撃墜をゆうにクリアしています。

 彼女の戦闘シーンは、強く美しく、目が離せないポイントでもありました。

●男児をそわそわさせたセイラさんのセイラさん

 セイラさんは、憧れだけではなく、男児を新しいステージに連れていきます。ジャブローで身体検査を受けた際には、軍服のジャケットを脱いだ姿を披露し「インナーって白いつなぎなんだ……」と気づかせ、海岸では水着姿を披露するサービスっぷりです。

 また、半舷休息中にWBの巨大風呂で入浴している際、突然の出撃命令に「命拾いのあとのいいお風呂だったのに」とため息交じりにつぶやく姿は、いろいろとうずかせました。

 そしてセイラさんの入浴シーン、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』では、ついにセイラさんのセイラさんがお披露目されるのです。

 これを目撃した男児は、感じたことのないそわそわ感を覚え、新しい扉が開いたイメージを持った人も少なくなかったでしょう。

 このように、セイラさんに多大な影響を受けた男児たちは大人になり作品を見返した際、子供のころは何も思わなかったシーンにもハッとさせられたのではないでしょうか。カイが笑って軽い下ネタを言う場面で、セイラさんは無表情で「いやらしい笑い方」と冷ややかに言い、これにゾクゾクする男へと成長していることでしょう。

(南城与右衛門)

【閲覧注意】こちら「ホワイトベースの愛されお嬢様」が披露した衝撃のサービスシーンです(3枚)

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