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「ウルトラマン」たちの変身アイテムって最近どうなってんの? ドラマにも影響が

近年では玩具らしいギミックがドラマを彩る

『ウルトラマンオーブ』の変身アイテム、発光はあたりまえ。「ウルトラレプリカ オーブリング」(バンダイ) (C)円谷プロ (C)ウルトラマンオーブ製作委員会
『ウルトラマンオーブ』の変身アイテム、発光はあたりまえ。「ウルトラレプリカ オーブリング」(バンダイ) (C)円谷プロ (C)ウルトラマンオーブ製作委員会

 それでは近年のウルトラマンの変身アイテムはどうでしょうか。近年の特徴は、「光る!」「鳴る!」とにかく派手な玩具先行デザインが一般的です。

 こういうと元も子もありませんが、玩具ありきの複雑なデザインへと年々、なってきていることは瞭然でしょう。子供の変身ゴッコをより華やかにするアイテムというわけです。もっとも、それだけでもありません。ドラマ的にも近年ならではの展開がありました。

 それは「同種の変身アイテムを複数人が使う点」です。その意味では『ウルトラマンギンガ』(2013年)で登場した「ギンガスパーク」と「スパークドールズ」は画期的なアイテムでした。

 このギンガスパークは、敵側が使用する「ダークスパーク」と同じ形状で、従来の変身アイテムとなります。これに怪獣などの形をしたスパークドールズをスキャンすることで、さまざまな姿に変身することができました。

 この基本となる変身アイテム、すなわち「メイン商品」と、それに付随するさまざまなアイテム、すなわち「ブースター商品」というのが、近年の変身アイテムの定番であり常識でしょう。

 さらにその、「敵側も変身アイテムを使用する」というアイデアが、近年のドラマにも生かされていました。

『ウルトラマンオーブ』(2016年)では、「クレナイ ガイ」が「ウルトラマンオーブ」に変身する際に使う「オーブリング」の対ともいえる存在である、「ダークリング」という「ジャグラス ジャグラー」の変身アイテムがありました。

 このダークリングによってジャグラーは「ゼットン」と「パンドン」を合体させた新怪獣「ゼッパンドン」を生み出しています。変身アイテムの進化が、こういった従来の怪獣の新バージョンという発明に結びつきました。

 もちろん変身アイテムの進化が生み出したのは敵側の強化だけではありません。『ウルトラマンZ』(2020年)ではウルトラマンに新たなパターンを導入しました。それが「従来の変身アイテム」以外での変身です。

 この『Z』にゲスト出演した「ウルトラマンジード」こと「朝倉リク」は、変身アイテム「ジードライザー」が大破したことで、新たに「ウルトラマンヒカリ」から託された「ウルトラゼットライザー」により変身しました。

 ちなみにゼットライザーはもともと「ウルトラマンゼット」の変身アイテムです。本作の主人公「ナツカワ ハルキ」も使っているものでした。後にハルキも『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』(2021年)で、主人公と同じ「GUTSスパークレンス」を代用品として使っています。

 このように近年は、従来とはまた違ったタイプの変身アイテムがドラマに大きな影響を与えてきました。もっとも、子供にとって新しい変身アイテムは魅力的でしょうが、それをねだられる親御さんは毎年の出費で頭を抱えることになるわけです。自分たちの子供の頃のように、代用品というわけにもいかないでしょうから。

(加々美利治)

【画像】「やっぱペンライトやん!」こちらがウルトラマンの変身アイテム「ベーターカプセル」です(6枚)

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