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「ガンダム」シリーズの生身でMS/MFを狩る男たち マスター・アジアだけじゃない!

自らの鍛え抜かれた技でモビルスーツ/モビルファイターを狩るのは、おなじみ「東方不敗マスター・アジア」だけではありません。リアル路線の宇宙世紀シリーズにも、生身でMSを倒す男たちが登場します。

巨大兵器を生身で狩る男たち

生身で巨大ロボを屠る男。「GGG 機動武闘伝Gガンダム マスターアジア アートグラフィックス」(メガハウス) (C)創通・サンライズ
生身で巨大ロボを屠る男。「GGG 機動武闘伝Gガンダム マスターアジア アートグラフィックス」(メガハウス) (C)創通・サンライズ

 本日2月22日は、『機動武闘伝Gガンダム』の人気キャラクター「東方不敗マスター・アジア」の誕生日です。主人公「ドモン・カッシュ」の師匠であり、生身で巨大ロボットを撃破する姿は視聴者のド肝を抜きました。「(ガンダムから)出てこいドモン! 今さらなんでメカに頼ろうものかー!」と雄叫びを上げるような、いわゆる拳で語り合う系の武道の達人です。

 巨大ロボットは、人間が絶対に敵わない恐怖の象徴です。多くのアニメでは「戦争の前提を根本から変えた存在」であり、生身で立ち向かうのは常軌を逸するどころではありません。マスター・アジアは、そうした精神的な意味でも常軌を逸した人物といえます。

 そのような恐れ知らずが、アニメ『機動戦士ガンダム』(第1作)の世界にもいました。第14話「時間よ、とまれ」の「クワラン曹長」率いるジオン軍の兵士たちのことであり、相手は無敵の強さを誇った主人公「アムロ・レイ」の乗る「ガンダム」です。

 パトロール部隊に過ぎないクワランは、アムロらの「ホワイトベース」にモビルスーツ(以下MS)が1機しかないと聞いて、戦果を挙げて宇宙に帰ろうと作戦を立てます。たった1機のMS「ザク」を囮にしてガンダムをおびき寄せ、小型ホバークラフト「ワッパ」に乗ってこれに肉薄し、その全身に爆弾を仕掛けるのです。

 その様子は、ちっぽけな狩人達が巨人を追い立てているようで、まるでゲーム『モンスターハンター』を観ているようです。手柄を狙っているのですから、まさにハンティングですね。

 この回がコク深いのは、その後にアムロが、ほかの仲間を巻き込まないようたったひとりで爆弾を取り外そうとすることです。爆弾は時限装置付きであり、やはり「生身で大きな脅威に立ち向かう」図式になります。その姿をジオン兵も遠くから見守り、やがて応援する気持ちに移ろっていくのです。

 そしてやり遂げたアムロを讃えるため、クワランたちは正体がバレる危険を冒してまで会いに行きます。命がけの生身で戦った同士の共感が、爽やかな後味を残すエピソードです。

『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』でも主人公の「シロー・アマダ」が生身でザクと戦っているものの、こちらの事情は複雑です。ジオン軍に脅かされたゲリラの村を助けようというもので、しかながらジオン側の「トップ小隊長」は、食料をわけてもらえば撤退するつもりでした。

 小競り合いから戦闘になだれ込むなか、シローはトップのザクを行動不能に追い込みました。それで一件落着のはずが、暴徒に襲いかかられたトップは対人兵器でゲリラを攻撃してしまいます。下手にザクを撃破せず、逃がしておけば良かったのでは……とビターな後味が残る話でした。

 本当の意味で生身とMSのガチ対決は、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』の第1話でしょう。ときは宇宙世紀0079年4月で、MSが配備される以前の地球連邦軍とザクとの戦いが描かれます。

 まだガンダムのいない世界でザクは無敵であり、連邦兵士にとっては巨人の死神そのものです。主人公「ベン・バーバリー中尉」の率いる対MS特技兵小隊は善戦しながらも、バーバリーだけを残して全滅します。

 やがてバーバリーの間近に迫ったザクは、落とし穴のような石切り場に落ちて身動きが取れなくなり……あとは本編の視聴をお勧めしますが、バーバリーのMS通算撃破記録13は、部隊の力を借りたとしても、マスター・アジアに匹敵するのではないでしょうか。

(多根清史)

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