「これはアウトでしょ」大人向け描写が「さすがにヤリすぎ」な過激アニメ
大人向け描写の多い作品では、ラッキースケベやベッドシーンなど性的な描写を含むものもあります。なかには、単なる性描写ではなく、ヒロインが凌辱されたり援助交際したりするなど、より過激な内容で攻めた作品もありました。
大人向け描写だけでなく過激なセリフも

毎年多くのアニメが制作され、なかには露骨な描写がふくまれ、地上波で放送できたのが不思議に思えるほど過激なアニメもあります。近年は、どういった作品が視聴者に衝撃を与えたのでしょうか。
最近では原作を天原先生、作画をクール教信者先生が手がけたマンガが原作の『平穏世代の韋駄天達』は欠かせません。圧倒的な早さと強さを持つ韋駄天と、世界の破滅を目論む魔族との戦いを描いた物語です。
本作は、かわいらしい絵柄でありながら、性描写やグロテスクなシーンが多数描かれています。第1話ではさっそく、コミカルなタッチとはいえ、シスターが街を襲撃した兵士に凌辱される過激なシーンが登場しました。また、韋駄天たちは重傷を負っても死なないため、敵に腹を貫かれたり、生きたまま解剖されたりと血生臭いシーンもあります。
放送時は、「シスターのシーンは衝撃的すぎて、よく地上波でやるな」「『小林さんちのメイドラゴン』を描いた人とは思えないほど過激。倫理観ガン無視」などの声が相次ぎました。
また、2021年に放送されたしめさば先生のライトノベルが原作の『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』も、かなり攻めた内容です。20代のサラリーマン「吉田」が家出少女「荻原沙優」と出会い、ひと晩泊めてあげたことをきっかけに、ふたりの同居生活が始まります。
本作の過激な要素は、沙優が吉田と出会うまで、男性の家に泊めてもらう代わりに性交をする「ヤドカリ援交」をしていたという点です。第1話では、吉田の好きな人が巨乳だと知った沙優は「触れないHカップより、触れるFカップの方が良くない?」と、誘っていました。また、第3話では、ヤドカリ援交をしていたときの沙優の姿が描かれ、男性との生々しいベッドシーンも流れます。
吉田は沙優に手を出さなかったものの、「こんなシーンがあるとは思わなかった。地上波で放送できたのが不思議」「久々に規制枠以外の作品でベッドシーンを流すアニメを観た」と、驚く視聴者が多かったのは言うまでもありません。
ほかにも、石黒正数先生のマンガが原作の『天国大魔境』も、終盤で心を抉るような展開が繰り広げられました。外の世界を知らず、壁に囲まれた施設で暮らす子供たちを描く「天国編」と、文明が崩壊して廃墟になった日本を少年「マル」と少女「キルコ」が旅をする「魔境編」の世界が交差して描かれています。
キルコの身体は女性ですが、脳は彼女の弟、つまり男性のものです。マルはその事実を知ってもなおキルコに惹かれ、告白もしていました。そんななか、キルコは昔馴染みの「稲崎露敏」と再会し、乱暴されてしまうのです。
露敏はキルコの身体の事情を知りながらも、無理やり鏡を見せ「俺とお姉ちゃんがやることを見てろ」と言って行為に及びます。マルが駆けつけたときには、すでに手遅れでした。この展開には、「22時に流すアニメとしては高度な鬱展開すぎる」「不意打ちを喰らって脳と性癖が破壊されてしまった……」と、多くの人が衝撃を受けました。
(LUIS FIELD)