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『ガンダム』かわいそうすぎるサイド2 「毒ガス虐殺」「風穴」そして「落とされる」

『Z』ではティターンズにより怒涛の虐殺ラッシュ

地球と月のあいだの重力の釣り合う5つの均衡点をラグランジュ点といい、「ガンダム」シリーズにおけるスペース・コロニーはこのL1からL5までのラグランジュ点に建設されている。図の月は反時計回りに公転(マグミクス編集部作成)
地球と月のあいだの重力の釣り合う5つの均衡点をラグランジュ点といい、「ガンダム」シリーズにおけるスペース・コロニーはこのL1からL5までのラグランジュ点に建設されている。図の月は反時計回りに公転(マグミクス編集部作成)

●そもそもスペース・コロニーとは?

「宇宙世紀」シリーズに登場するコロニーは、シリンダー型の円筒状で、直径は6.4km、全長は30kmから40kmと様々あるようです。このコロニー1基に2000万人から2500万人が住み、40基から80基のコロニー群を「サイド」といい、前述したように宇宙空間には「サイド1」から「サイド7」まで7つのサイドがあります。

 また一つひとつのコロニーは「バンチ」を単位とする番号が振られ、たとえば「アイランド・イフィッシュ」は、「サイド2」の「8バンチ」に付けられた愛称です。『ZZ』主人公「ジュドー・アーシタ」の出身地であるサイド1の1バンチを「シャングリラ」といったり、「シーマ・ガラハウ」(『機動戦士ガンダム0083』)の故郷サイド3の3バンチを「マルハ」といったりします。

●ティターンズに何度も狙われるサイド2

『機動戦士Zガンダム』では、サイド2のコロニーが何度もティターンズの標的になり散々な目にあいます。

 エゥーゴの拠点である月面都市「グラナダ」への攻撃基盤とするためサイド2を勢力下におきたいティターンズは、その「25バンチ」に毒ガス攻撃を仕掛け市民を虐殺しようとしますが、「カツ・コバヤシ」の数少ない活躍で蛮行は阻止されます。

 また、「13バンチ」へも毒ガス攻撃を試みますが、これもエゥーゴが防ぎました。

 しかし、悲劇は現実になります。

 ティターンズは、コロニーレーザー(居住用コロニーを改造しレーザー砲としたもの)「グリプス2」をグラナダに移動させるため、エゥーゴへの陽動として「21バンチ」に毒ガスを注入し市民全員を大虐殺してしまいました。

 さらに、ティターンズのサイド2への容赦ない攻撃は毒ガスだけではありません。

 エゥーゴは、ティターンズがコロニーレーザーを建造しているという情報を得ると偵察のため出撃します。情報をつかまれたことを知ったティターンズは、エゥーゴへのけん制、つまり「かまし」のためだけに、大火力のコロニーレーザーを「18バンチ」へぶっ放し、直径200mの風穴をふたつ開け、住民全員を殺してしまいました。

 そのずっと未来の約60年後には『機動戦士Vガンダム』の恐怖政治で知られる「ザンスカール帝国」が建国されています。このように、混沌と悲劇が繰り返されるサイド2の歴史を見ると、なんだか哀れでかわいそうで、やるせない感情がわいてくるのです。

(南城与右衛門)

【サイド2の歴史がまた1ページ】こちら宇宙世紀のサイド2が歩んだ悲劇の「記録」です(4枚)

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