これで未完成状態だと…? 刺しゅうで再現された『薬屋のひとりごと』猫猫&壬氏に6万人が感激
TVアニメ『薬屋のひとりごと』2期のティザービジュアルを再現した「刺しゅう」が「ハイクオリティ過ぎる」「美しい」と大絶賛されています。
制作時間はおよそ200時間!

2025年1月より第2期が放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』は、薬学に精通した薬師「猫猫(CV:悠木碧)」と、その能力を買って後宮で起きるやっかいごとや問題を猫猫に解決させる宦官「壬氏(CV:大塚剛央)」が織りなす後宮謎解きエンターテインメントです。
そして『薬屋のひとりごと』について、2025年3月5日にX(旧:Twitter)で投稿された1枚の画像が話題を集めていした。それは『薬屋のひとりごと』2期の制作決定後に発表された、猫猫と壬氏が上下さかさまに隣り合うティザービジュアルを刺しゅうで再現した画像です。
惚れ惚れするような美しい刺しゅうに「絵画のような壬氏と猫猫にびっくりした」「光っていると勘違いするほど色遣いが上手」「刺しゅうってここまで繊細に描けるのか」といったコメントが寄せられ、6.3万件を超えるいいね、9000件を超えるリポストが付くほど注目を集めています。
この刺しゅうの特にすごい部分は光の陰影でしょう。139色もの糸を使い、光の入り具合まで再現されています。多くの人に絶賛されている刺しゅうの制作者、陽-haru-さん(@haru_hm0427)に制作の裏話を聞きました。
ーー製作期間はどのくらいかかりましたか?
2024年12月25日からはじめて2025年3月4日に完成しました。作業時間は平均週5日4時間程度なので、200時間はかかっていると思います。
ーー『薬屋のひとりごと』を選んだきっかけはありますか?
もともとマンガをずっと読んでいてファンでした! 公式ホームページのアニメ第2期放送決定のイラストがあまりにも綺麗で、これ刺してみたいと思ったのがきっかけです。
ストーリーやキャラクターの良さ、謎解きが面白いのはもちろんですが、特に壬氏様と猫猫の関係性が好きです。高い身分を隠している壬氏様が猫猫に対しては年相応の恋する青年の顔も見せるのに、猫猫がどこまでも薬にしか興味がないのが不憫で…(笑)。応援しながら見ています。
ーー特に大変だった部分を教えて下さい。
色選びが大変でした。なんせ元絵が美しすぎて……! 実物の糸を見て選んでも刺してみるとなんか違うってなることも多く、そのたびにやり直しました。
今回背景は刺していませんが、元絵をよくみると後ろから差し込む光の色が場所によって違うんです。その光による服や髪の色の変化を表現するのはなかなか大変でした。刺しゅうからも(刺してないですが)背景の光を感じてもらえていたらうれしいです。
ーー次に刺しゅうで挑戦してみたいキャラクターはいますか?
映画が楽しみな『鬼滅の刃』や『ズートピア』が候補です。あとはディズニープリンセスのドレスとかもずっと刺しゅうしてみたいなと思っています。
普段はオーダーをお受けして愛犬愛猫さんを作ったり、お子様のバースボードを作ったりしているので時間があればですが……。製作欲だけはあふれています(笑)。
(マグミクス編集部)