『薬屋のひとりごと』コラボお薬手帳の“転売”に公式が苦言　出品が止まらず「買わないで」

転売屋からは買わない…しか対策しようがない？

　2025年2月21日、第2期が放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』より、日本薬剤師会とのコラボ「お薬手帳」の配布が発表されました。「3月より薬局窓口などで活用されていきます」とアナウンスされましたが、ファンからは「かかりつけの薬局では取り扱いがなかった」「もらえない……」との声が相次ぎました。

　そして3月5日、公式サイトにて「コラボお薬手帳の転売はおやめ下さい。また、転売されているコラボお薬手帳の購入もお控えください」と、協力を願うコメントが発表されました。

　また、日本薬剤師会は会員に対して「処方箋による調剤を行った来局者にご活用ください（おひとり1冊のみ）」「お薬手帳の裏表紙『かかりつけ薬局名』の欄に、薬局名の押印、記入などの上、来局者にご活用ください」と、対策を呼びかけています。

　ところが、フリマサイトなどでの出品は止まらず、1冊につき千円から２千円ほどの価格で落札もされています（3月7日16時時点）。

　今回のコラボは「お薬手帳の重要性の訴求を目的とし」と発表されていますが、本来必要とする人の手に渡ったのかどうか、判断しかねる状況となっています。コラボお薬手帳は、転売の問題を受けて、増刷されることも発表されています。また、薬局側での対策も講じられたことから、今後は転売目的で入手しようとする人の手には渡らなくなる、と願いたいところです。

「どうしても欲しい」ファンが現時点でできるのは、公式が述べているように、「転売品を買わないこと」ということのみになりそうです。

（マグミクス編集部）