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「ぼーっと観られるの最高」 微妙なお年頃でも「疲れず観られる」2025春アニメ3選

2025年春アニメが出そろいましたが、なかには新生活で忙しくアニメの視聴を後回しにしている人もいるかもしれません。そうしたときこそ気分転換にゆったり楽しめるアニメを視聴してはいかがでしょうか。

単話でも楽しめそう

温泉でのさりげないサービスシーンも… TVアニメ『ざつ旅 -That's Journey-』キービジュアル (C)石坂ケンタ/KADOKAWA/「ざつ旅」製作委員会
温泉でのさりげないサービスシーンも… TVアニメ『ざつ旅 -That's Journey-』キービジュアル (C)石坂ケンタ/KADOKAWA/「ざつ旅」製作委員会

 最近のアニメは激しいバトルものや異世界転生ものなど、ドキドキハラハラする展開が楽しめる作品が多く見受けられます。しかし、4連休を目前に控え、「疲れずに観られるやつが良い」「頭空っぽにできる作品を」と、考える人もいるでしょう。そこで、40代~50代がゆったり観られる、気分転換にぴったりな2025年春アニメを3作品あげてみました。

 例えば『アポカリプスホテル』は人類がいなくなった地球の退廃的な世界を舞台に、ホテリエロボット「ヤチヨ(CV:白砂沙帆)」をはじめとしたホテル「銀河楼」のスタッフたちが悪戦苦闘する様子をコミカルに描いていたオリジナルアニメです。

 第1話ではシャンプーハットがなくなっただけで大騒ぎするほどのささやかな日常のなか、地球外生命体が客として訪れました。続いて第2話でも、会話の通じない地球外生命体とヤチヨの不思議な交流が描かれます。

 TVゲーム『ゆみみみっくす』(ゲームアーツ)などで知られる竹本泉さんがキャラクター原案を務める登場人物もかわいらしく「荒んだ心に効く」「キャラデザが愛嬌あって、ギャグテンポもちょうど良い」などの声があがっています。

『アポカリプスホテル』は毎週火曜日25時29分から日本テレビにて放送されており、Amazon Prime Video、DMM TVほか動画配信サービスでも順次配信中です。

 また、『ボールパークでつかまえて!』(原作:須賀達郎)も少し変わった視点から気軽に楽しめる作品です。野球といえば選手や監督の視点から試合を描いた作品が多いなか、同作は球場の常連であるサラリーマン「村田コウタロウ(CV:猪股慧士)」や売り子として働く「ルリコ(CV:ファイルーズあい)」といった球場を取り巻く人間模様を中心に描かれます。

 たとえ野球の知識がなかったとしても、試合そのものではなく野球場を舞台にしたコメディなので安心して楽しめます。内容自体も短い物語の連続で、単話でも楽しめる部分も疲れにくいポイントです。視聴者からは「カジュアルに楽しめて良い」「肩の力を抜いて見られる」と評判でした。

『ボールパークでつかまえて!』は毎週火曜日24時からテレビ東京ほかにて放送されており、DMM TV、FODほか動画配信サービスでも順次配信中です。

 かわいいキャラや美しい風景で癒やされたいのなら『ざつ旅 -That’s Journey-』(原作:石坂ケンタ)もおすすめです。主人公で新人賞を受賞した漫画家の女子大生「鈴ヶ森ちか(CV:月城日花)」は担当から作品をボツにされ続ける日々を送るなか、SNSでの発言を切っ掛けに目的のない気ままな旅へと踏み出します。

 第1話では福島県会津若松市の羽黒山湯上神社の1225段にもなる階段を上ったあとの景色、第2話では宮城県松島町の松尾芭蕉も巡った日本三景の美しい風景が描かれました。バラエティ番組でもおなじみの窪田等さんの落ち着いたナレーションも好評で、視聴者から「正しい意味での2.5次元アニメ」「本当に旅番組を見ている気分になる」といった声もあります。

『ざつ旅 -That’s Journey-』は毎週月曜日22時30分からTOKYO MXほかにて放送されており、U-NEXT、Huluほか動画配信サービスでも順次配信中です。

(LUIS FIELD)

【画像】もう少しドキドキが欲しいなら… こちらがちょっぴり刺激的な2025春アニメです(5枚)

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