「飛行機の外」で何考えてた? 『M:I ローグ・ネイション』全部自分でやるトム・クルーズの衝撃エピソード
2025年5月23日、「金曜ロードショー」で『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が放送されます。スタントを全部自分でやっているトム・クルーズさんに関する、もはや怖くなるほどのエピソードを振り返りましょう。
死んでもおかしくない撮影で本人が考えていたことは

日本では2025年5月17日(土)から先行公開されていた、大人気スパイ映画シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、23日(金)からいよいよ本公開されました。16日~18日の週末3日間の成績では、すでに2位にランクインしています。また、日本テレビ系「金曜ロードショー」では23日に5作目『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015年)が、30日には6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018年)が放送予定です。
「ミッション:インポッシブル」シリーズは主人公「イーサン・ハント」役のトム・クルーズさんが、ほとんどのスタントを自分でやっており、その撮影風景や裏話も毎作話題になっています。そのなかでも、本日23日放送の『ローグ・ネイション』では、聞いている方が恐ろしくなってしまうようなエピソードがいくつもありました。
『ローグ・ネイション』は、ポスタービジュアルでイーサンが、上昇中の飛行機の外側につかまっているシーンが使われています。観たことがない方は、ここがクライマックスの大一番の見せ場だと思うかもしれませんが、この場面は映画が始まってすぐ、シリーズおなじみのタイトルクレジットがスタートする前の、冒頭で出てきました。
任務のなかで、イーサンは敵が乗る軍用中型輸送機「エアバス A400M」の翼に飛び乗り、機体のドアに手をかけます。その後、技術担当の「ベンジー・ダン(演:サイモン・ペッグ)」が、ハッキングでドアを開けてなかに入る手はずでしたがうまくいかず、イーサンがドアにつかまったままA400Mは上空に飛び立ってしまいました。
この場面はなんと8回のテイクを重ねており、トム・クルーズさんは何度も時速400kmのスピードで動く飛行機の外側に、ワイヤー数本だけ(後でCGで消去)でしがみついています。しかも、テイクに失敗しても機内に入ることはできず、いったん着陸するまで外で待つしかありません。
少しのゴミが目に入っただけで失明の恐れがあるため、特殊な巨大コンタクトレンズを入れるなどさまざまな対策は行っていましたが、視覚効果担当のデヴィッド・ヴィッカリーさんはメイキング動画で「鳥でも衝突したら一巻の終わりだ」と語っていました。
当のトム・クルーズさん本人は、劇場用パンフレットで「飛行機に乗るたびに、自分がもし羽の上にいたらどんな感じだろうと考えるんだ」と語っており、撮影前の夜は眠れなかったと言いつつ「飛行機が加速し出すとびっくりしたが、すぐに、『ここでセリフを言うのか?』『明かりは大丈夫だろうか。僕は影の部分に当たっていないだろうか』など、ほかのことで頭がいっぱいになった」と、恐ろしいまでのプロフェッショナルな発想を見せています。
何より驚かされるのは、この冒頭の一連のシーンが本編の物語と「関係がない」という点です。あいさつ代わりのように、一番危険なシーンを持ってくるところにすごみを感じます。
「本編」が始まってからも、水面下のトーラス(円環)に潜り込む場面で、トム・クルーズさんが作中のイーサンよりも長い6分以上もの間息を止めて撮影を行ったほか、イーサンがノーヘルメットでバイクのBMW M3をかっ飛ばす場面も、もちろんトム・クルーズさん本人が演じています。
本作のスタント・コーディネーターであるウェイド・イーストウッドさんは、パンフで「彼の代わりに使いたいスタントドライバーなんていないよ」「十分のスキルがある上、スタントの間もキャラクターになりきっているからね」と語っていました。
『ローグ・ネイション』は、アクションの裏話を知っていると、より手に汗握り各シーンを鑑賞することができるでしょう。ちなみに、トム・クルーズさんが気に入っているのは、終盤で大好きなロンドンの街を走っている場面だそうです。
(マグミクス編集部)
