20代ゲーム初心者女子が『ときメモ』で珍事件連発「女の子みんなに嫌われました…」
2025年5月8日に発売された『ときめきメモリアル~forever with you~ エモーショナル』を恋愛シュミレーションゲーム未経験の20代女子編集部員がプレイしてみました。まさかの珍事件を連発、まるで別のゲームのようなありさまとなります。
誰からもモテない厳しい現実に「つらい…」

私はこれまで恋愛シュミレーションゲームをほとんどやったことがない、マンガ好きの20代女子編集部員です。2025年5月中旬、上司に言われて、30年前の名作『ときめきメモリアル』のリマスター版である『ときめきメモリアル~forever with you~ エモーショナル』Nintendo Switch版をプレイした結果、さまざまな珍事件を起こしてしまいました。
※この記事には個人的な感想が含まれますのでご留意ください。
まず1周目で出会えた女の子は、「藤崎詩織」「如月未緒」「紐緒結奈」「片桐彩子」「虹野沙希」「朝日奈夕子」「美樹原愛」「早乙女優美」とぶつかってくる謎の少女の合計9人です。
あえて、何の下調べもせずにひと通りやってみたところ、女の子をひとりも落とせずに終わったため、感想は「なんか、つまんない……」というものした。これについては完全に私の落ち度なので謝らなければなりません。2周目はしっかり楽しむことができました。

私の1周目における失態は大まかに3つあります。
ひとつ目は、最初にあったであろう説明を飛ばした点です。ゲームの「作法」というべきものを理解していなかった結果、女の子への電話を1度もせずに3年生まであがります。「とりあえず勉強と運動ができればモテるだろう」という安直な考えで筋肉を鍛えて勉強を頑張りましたが、出会ったヒロイン全員に嫌われてしまいました。
2年生の時点で友人の「早乙女好雄」くんから「悪いうわさが流れているぞ」と伝えられていましたが、よく分からずスルー。2年の中盤あたりから、「一緒に帰ろう」と女の子を誘っても断られるようになり、やっと「何かおかしい」と思い始めました。
3年生にあがって電話の存在に気付き、「女の子からの評価」を確認します。その際に、全員に「怒りマーク」が付いており、女の子との未来がない事実を悟りました。出会った女の子のうち、半分は爆弾付きだったので、ゲーム未経験の私もさすがに状況を察します。
ふたつ目は部活動です。バスケットボール部に入部しましたが、毎月第3日曜日の部活動をボタンの操作ミスでさぼってしまい、2、3か月ほどで強制退部させられます。たった1回のさぼりで退部になるとは思わず「え、厳しすぎない?」「1回くらいは見逃してよ……」と困惑しました。ゲームの舞台は1995年です。私の学生自体とはだいぶ、部活動に対する感覚が違うのかもしれません。
最後はイベントでやらかします。毎年行われる体育祭では、「スプーンリレー」と「借り物競争」「二人三脚」を選びました。「二人三脚」はかろうじて最下位を免れたものの、「スプーンリレー」では何度やっても球を落とし、「借り物競争」では詩織ちゃんを見つけられず、かっこいいところを見せられずに終わります。
伊集院家のクリスマス会では、筋肉を鍛えたおかげで伊集院家の執事に気に入られ、すべて出席はできたものの、2年、3年時の女の子からの冷たい態度はへこみました。
なお、2年生の修学旅行では好感度がギリギリセーフだったのか、詩織ちゃんと一緒の行動が叶います。場所は沖縄で、巨大なハブと遭遇したものの、鍛えた筋肉のおかげで見事勝利をつかみました。バトル要素があることを知らず、1周目で1番楽しい場面だったかもしれません。
最終的に、一流大学に入学できたものの、誰とも結ばれることなく寂しげな主人公の背中を眺めてエンドロールを迎えます。
ちなみに2周目では、1周目の反省を活かして1年生の間から女の子に電話をかけ続け、如月未緒ちゃんとのハッピーエンドを迎えました。
最初の説明を見る前と見た後では、2周目の方が格段に楽しめました。ゲームの説明は、事前にしっかり読むべきだと体で学んだ3日間でした。
(マグミクス編集部)