原作は“たった2巻”しかない『キューティーハニー』 お尻のおっきな令和版ハニーも誕生していた?
先日、『キューティーハニー』の意外な事実について記事化したところ、作品に対してさまざまな意見が寄せられました。なかでも印象的だったのが原作マンガの少なさや、読者の想像力にゆだねるラストについてのコメントです。
令和版『キューティーハニー』も存在するらしい!

先日、マグミクス編集部では「『キューティーハニー』ラスボスと決着つかず50年… 「勝負がついていない」事実が衝撃的」という記事を配信しました。多くの意見が寄せられ、そのなかでも大きく分けてふたつの意見が目立ちました。
ひとつ目は原作マンガの少なさです。これまで5回もアニメ化、実写版は映画とドラマを含めると4本制作されるほど人気を博しています。それほどシリーズ化されているのであれば、「原作マンガもかなりの長編だろう」と考えるかもしれません。実は、原作者である永井豪先生によるマンガはたった2巻で完結していました。
その後、石川賢先生や岡崎優先生などが同題タイトルでマンガを制作し、世の中には『キューティーハニー』というタイトルのマンガが複数、誕生しています。もともとメディアミックス企画として始まったため、このように数多くの同題マンガが生み出されたのでしょう。
ちなみに2025年4月より『キューティーハニー』をリブートした『キューティーハニーNova』が連載中です。この作品は、ホビージャパン55周年を記念して発表された作品で、ビジュアルも令和版として変更されていました。これまで出会ったことのない、新たな「キューティーハニー」を楽しめる作品です。
ふたつ目は読者の想像力にゆだねるラストについてです。原作者である永井豪先生の作品は、ラスボスを倒したり、最後の戦いをしたりといった、分かりやすい結末を迎える作品はそう多くありません。
令和世代でも聞いたことのある有名な主題歌「キューティーハニー」や、先日配信した記事への反応から、原作マンガ完結から50年経過してもなお愛され続ける不朽の名作であることは間違いないでしょう。だからこそ、「永井豪先生の手で描かれるラスボス『パンサー・ゾラ』との決着も見たかった」という声が絶えないのです。