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アニメ『妖怪人間ベム』「早く人間になりた~い」←結局なれたの? 意外と知らない「衝撃の最終回」

「早く人間になりたい」の名ゼリフが印象的な『妖怪人間ベム』。1968年に放送されたオリジナル版の最終回では、ベムたちがついに人間になる方法を発見します。しかし、そこには残酷な代償が待っていました。果たして3人は念願の人間になれたのでしょうか。

3人が選んだ道は?

『妖怪人間ベム』Blu-ray(TCエンタテインメント)
『妖怪人間ベム』Blu-ray(TCエンタテインメント)

「早く人間になりたい!」の名ゼリフで多くの人に愛され続ける『妖怪人間ベム』。1968年にフジテレビ系で放送開始され、最高視聴率20%を超えるヒットを記録した名作アニメです。ホラータッチの独特な世界観の中で、異形ゆえに人々に恐れられながらも正義のために戦い続ける3人の妖怪人間の物語に、当時の子供たちは心を奪われました。

 ところで、口癖のように「早く人間になりたい」と願い続けたベム、ベラ、ベロの3人は、最終的に人間になることができたのでしょうか。実は最終回では、ファンにとって衝撃的な展開が待ち受けていたのです。

 最終回となった第23話「亡者の洞穴」では、人間の魂を食べる女妖怪の姉妹が登場します。街で人々を次々とさらい、その魂を喰らって長生きしている恐ろしい敵でした。事件を追っていたベロが姉妹に捕らえられ、牢獄で魂を抜かれた大勢の亡者たちを目撃するという、まさにホラー要素満載の展開です。

 そしてここで、物語の根幹を揺るがす重大な事実が明かされます。ベロを救出したベムとベラは、女妖怪姉妹の行いを見て「自分たちが人間になる方法」に気付いてしまうのです。

 肉体と魂を分離させられるなら、自分たちの魂を人間の身体に移せばいい。ベラは思わず「これで私たちも本当の人間になれるんだね。人間に馬鹿にされることはなくなるんだね」と口にします。

 これは視聴者にとっては衝撃的です。なぜなら、念願の人間になるためには、無実の人間を犠牲にしなければならないためです。

 しかし、ベムたちは最終的に別の道を選びます。女妖怪との戦いの中で、ベムは重要なことに気付くのです。

「人間の世界には、人間には分からない敵がいる。妖怪人間でなければ見分けられない敵がいる」

 これまで数々の超常的な敵と戦ってきた経験から、自分たちにしかできない使命があることを悟ったベムたち。正義を貫き、妖怪人間として戦い続けることを選択したのです。

 ところが物語はここで終わりません。妖怪騒ぎの根本を断つため、通報を受けた警察署長が3人のいる屋敷に火を放ってしまうのです。炎に包まれる屋敷の中で、ベムたちは身を寄せ合うように抱き合います。

 焼け跡からは3人の衣服が発見されましたが、遺体は見つかりませんでした。そして印象的なナレーションが流れます。

「妖怪人間、ベム、ベラ、ベロ、3人の姿は消えた。3人は死んでしまったのだろうか。いや、彼ら正義の魂が死ぬはずはない。きっとどこかで生きているはずである」

 結局、3人は人間になれたのか。劇中で描かれている限りでは、肉体的には妖怪人間のままでした。しかし、念願の人間になる機会を目の前にしながら、正義を貫くことを選んだ彼らの決断には大きな意味があるように思えます。

(マグミクス編集部)

【画像】え…っ! 「色気すごい」「めっちゃ美人」 こちらが女優・杏さんが演じた実写『妖怪人間ベム』の女妖怪ベラです(4枚)

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