結局、おっぴろげヒロイン『けっこう仮面』って誰? 最終回で判明した”意外な真実”が衝撃的
永井豪先生による『けっこう仮面』といえば、ヒロインの必殺技「おっぴろげジャンプ」などで鮮烈な印象を与えた作品です。単なる過激なビジュアルに留まらない、豪華なパロディの数々と衝撃の結末とは? 時代を超えて愛される名作の裏側を紐解きます。
パロディ満載だった、意外な中身とは?

あなたは子供の頃、『けっこう仮面』というマンガの存在を知っていたでしょうか? 特に現在50~60代の男性なら「名前は知っている」という方が多いのではないでしょうか。実は『けっこう仮面』は、単なる色っぽいヒーロー物語ではなく、実はパロディギャグマンガの傑作でした。今回は、その意外な中身について探ってみましょう。
※この記事では『けっこう仮面』最終回の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
●『けっこう仮面』って、どんな作品?
永井豪先生による作品で、1975年から1978年まで「月刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されました。すでに45年以上が経過していますが、その特徴的な姿から今でも高い知名度を誇っています。
『けっこう仮面』の最大の特徴は、そのビジュアルでしょう。赤いマスク、マフラー、手袋、ブーツだけを身に着けた、ほぼ全裸のキャラクターです。必殺技「おっぴろげジャンプ」を受けた悪党の男たちは、「けっこう~」と言いながら歓喜の表情で倒されます。この姿が非常に印象的で、子供の頃に「見たかったけど見られなかった」マンガとして、多くの男性の記憶に残っています。
●意外と知られていないストーリー
『けっこう仮面』のストーリーは、進学率100パーセントの「スパルタ学園高校」を舞台に展開します。この学園では、悪徳学園長や教師たちが女生徒たちに体罰を与えていました。そこに現れるのが謎の覆面ヒーロー「けっこう仮面」です。
しかし、この作品の本質は、実はパロディギャグマンガにあります。毎回登場する敵が、当時人気だったマンガやアニメのパロディキャラクターになっているのです。例えば『鉄人28号』のパロディで「鉄人似獣八五郎」、『巨人の星』のパロディで「干病魔」、『鉄腕アトム』のパロディで「鉄腕オツム」、『サイボーグ009』のパロディで「裁縫部009」などが登場しました。
さらに最終章では『スーパーマン』『バットマン』『仮面ライダー』などのパロディキャラクターも次々と登場します。
●パロディのなかの意外な配慮
では、ここまであからさまなパロディで、当時、問題にならなかったのでしょうか? 作品タイトル自体は『月光仮面』のパロディで、永井先生は原作者の川内康範先生に直接許可をもらっていたそうです。他の作品については勝手にパロディ化していましたが、永井先生によると「他の先生から抗議は一度もなかった」とのこと。
パロディを「風刺」ではなく純粋な「ジョーク」として扱い、やられた敵キャラクターが最後に「横山先生ごめんなさーい!」「手塚先生ごめんなさーい!」と原作者に詫びるシーンを入れるなど、遊び心のある演出がされていました。
●けっこう仮面の衝撃の正体
物語の終盤では、「けっこう仮面」の正体が明かされます。なんと、体育教師の「夏綿けい子」、男装の美少女「面光一」、保健教諭の「若月香織」、双子の美少女「結花千草」、そして女番長の「紅恵」という6人姉妹が交代で務めていたのです。
最終回では、この6人が力を合わせて悪の学園長「サタンの足の爪」を倒し、スパルタ学園を崩壊させるという壮絶な結末を迎えます。
●現代でも続く『けっこう仮面』の影響
『けっこう仮面』は、1991年からOVAも制作され、さらに実写版も10作以上制作されています。2006年版には俳優の遠藤憲一さんが出演するなど、世代を超えて影響を残し続けている作品です。
当時読めなかった人も、今なら大人として『けっこう仮面』の「真の姿」を堪能できるかもしれません。
(マグミクス編集部)

