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『めぞん一刻』五代くんと「響子さん以外」のキスシーン多い問題に納得の意見も?

マンガ『めぞん一刻』で五代くんのキスシーンを振り返ると、ヒロインの響子さん以外の相手とのキスシーンも少なくないことがわかりました。それについての読者の意見が興味深く……?

「響子さん以外」とのキスシーンの意味とは?

『めぞん一刻』文庫版の最終巻となる10巻(小学館)
『めぞん一刻』文庫版の最終巻となる10巻(小学館)

 マグミクスは先日、《『めぞん一刻』の五代くん キスの回数「響子さん以外」の方が多い? 浮上する「第2のヒロイン」》という記事を配信しました。『めぞん一刻』全巻の物語を通して描かれた、主人公の五代くんとヒロインの響子さんのキスシーン、五代くんと「響子さん以外」とのキスシーンを数えたところ、それぞれ「4回」となり、優柔不断で流されやすい五代くんの紆余曲折を振り返った記事内容に、読者から多くのコメントが寄せられました。

 響子さん以外の「キス相手」は、一刻館の住人である六本木朱美(2回)、バイト先で知り合って以来、五代くんにアプローチし続けていた七尾こずえ(1回)、五代くんが旅先で出会ったおしゃべり好きの大口小夏(1回)でしたが、読者からは「違う」との指摘もありました。

 作中で初めて描かれたキスシーン(相手は朱美、文庫本3巻収録、「キッスのある情景」)の直後、五代くんが自身のファーストキスを「壮絶な歯と歯のぶつかり合い」と回想する場面があり、ここで描かれた「ぶつかり合い」の1コマを加えると、「響子さん以外」が5回ということになります。

「不意打ちでキス」シーンにはある効果が?

 響子さん以外とのキスシーンは往々にして、響子さんの嫉妬や激怒を招き、すれ違いやトラブルに発展します。五代くんのおばあちゃんのはからいで、皆でプールに行く話「プールサイドのキスマーク」(文庫本4巻収録)では、五代くんが泥酔した男の友人からつけられ、それを見た響子さんが不機嫌になるというシーンも描かれています。

 このことについて、「フラフラする五代くんにに嫉妬して、響子さんの好き度が上がる流れもあるから、管理人さん以外との色恋沙汰が多くなる」「五代に浮気心があるわけではないという説得材料として、不意打ちでキスされた形にしてる」など、読者からは興味深い指摘もありました。

 そうした点から読者の間で評価が高まるのが、五代くんと2回もキスしている朱美の存在です。

 破天荒な振る舞いでドタバタ展開を招くことも多かった朱美ですが、物語終盤では朱美の起こした騒動がきっかけとなり、すれ違いばかりだった五代くんと響子さんは結ばれます。「ふたりの恋のキーパーソンは朱美さんだった」「大人になると朱美さんがいい女ということがわかってくる」といった声があがっており、朱美は読む側が成熟すればするほど魅力がわかるようになるキャラクターといえるでしょう。

(マグミクス編集部)

【画像】意外? 似合う? これが実写『めぞん一刻』で六本木朱美を演じた女優です

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