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『魔法の妖精ペルシャ』シリーズ唯一、主人公に本職の声優を起用 声優歌手のはしりに

1984年7月6日、スタジオぴえろ製作のTVアニメ『魔法の妖精ペルシャ』の放送が開始されました。『魔法の天使クリィミーマミ』に続く、ぴえろ魔法少女シリーズ第二弾とも呼ばれています。シリーズ唯一の原作付き作品で、主人公を本職の声優が担当しているのもこの作品だけです。

自分の意思で見た初めての魔法少女アニメ

『魔法の妖精 ペルシャ DVD COLLECTION BOX 1』(バンダイビジュアル)
『魔法の妖精 ペルシャ DVD COLLECTION BOX 1』(バンダイビジュアル)

 1984年7月6日は、『魔法の妖精ペルシャ』(以下、ペルシャ)の放送が開始された日です。『魔法の天使クリィミーマミ』(以下、クリィミーマミ)に続いてスタジオぴえろが製作にあたった、ぴえろ魔法少女シリーズ第二弾です。シリーズ唯一の原作付きタイトルであり、声を本職の声優が担当しているのも『ペルシャ』だけという独自性のある作品として個性を発揮しました。『クリィミーマミ』に続き『ペルシャ』を楽しんでいたライターの早川清一朗さんが当時を回想します。

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『クリィミーマミ』が感動のラストを迎えた翌週に『ペルシャ』が始まったのですが、このとき当時の筆者はある選択を迫られていました。

 筆者には姉がおり、しばしばチャンネル争いを繰り広げていたのですが、『クリィミーマミ』を最後に姉がいったんアニメを卒業してしまったのです。

 そのため、『ペルシャ』を見るか見ないかは、完全に筆者の決断にゆだねられました。そしして筆者は迷った末に、見ることにしたのです。決断の理由は至極簡単、ペルシャの健康的な脚線美に惹かれたためでした。30年以上が経過した今だから言える話です。

 さて、『ペルシャ』ですが、原作である青沼貴子氏のマンガ『ペルシャがすき!』はそもそも魔法少女要素がなく、野生児ペルシャを主人公としたスラップスティックコメディ作品であるため、アニメの登場人物の大半はオリジナルとなっています。

 アニメでのペルシャはアフリカ生まれアフリカ育ちの11歳。日本を訪れる際の飛行機のなかで妖精の国・ラブリードリームを救うために、魔法で愛のエネルギーを集める願いを託されます。このあたりの展開は、魔法を使いアイドルとして異なる日常を送る『クリィミーマミ』とは少し様相が異なります。

 ペルシャは魔法の力でさまざまな職業の大人に変身し、日常のトラブルを解決しては愛のエネルギーを貯めていくのですが、このあたりの要素は1982年に放送されたTVアニメ『魔法のプリンセス ミンキーモモ』に似通った部分があります。今であれば類似性を指摘されるかもしれませんが、当時の筆者は「あ、なんか知っている感じがする」と逆に安心して見ることができる作品だという想いを抱いた記憶があります。

【画像】男の子もトリコにした、魔法少女シリーズ

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