映画『鬼滅』公開1か月で20回以上も なぜリピーターが絶えないのか? 通い続けるファンに取材
上映中の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』は、年齢性別問わず幅広い層に人気です。この作品のファンは、他作品と比べて「何度も劇場の足を運ぶ」人が多いように感じます。いったい、なぜ何度も同じ作品を観るのか、すでに20回以上映画を観ているファンに話を聞きました。
ファンが通いたくなる作品の「奥深さ」

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』が、前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に負けない勢いで記録的ヒットを打ち立てています。『鬼滅の刃』は老若男女、幅広い層に人気の作品で、他作品と比べてリピーターがかなり多くいます。なかには公開から1か月にもかかわらず、すでに20回以上見に行っているファンもいました。
いったい、なぜ同じ作品を何度も観に行きたくなるのでしょうか? 「炎柱」である「煉獄杏寿郎」の熱烈なファンであるAさんに作品への想いを聞きました。
ーー前作『無限列車編』は、合計何回観ましたか?
映画館での通常上映で270回を越えました。公式のイベントや友人同士での鑑賞会などを含めると300回以上は鑑賞していると思います。
ーー上映中の『無限城編 第一章』は、現時点(2025年8月14日時点)で何回観ていますか?
7月は10回、8月は12回の合計22回になりました。7月18日の午前0時からの最速上映に始まり、IMAX、ドルビー、ライヴザウンド、通常上映、各々を複数の映画館で観ています。
ーー煉獄さんファンから見た『無限城編 第一章』は、どのような印象を受けましたか?
煉獄さんファンのなかには「絶対に猗窩座を許さない」という意見もあります。でも私は、それ以上にその後の煉獄さんの言動に心を打たれたので、「猗窩座」が煉獄さんにしたことだけで判断したくないと思っています。何より、原作を読んで猗窩座の過去を知ってしまったら、猗窩座だけを「憎い、許せない」という感情にはなれないというのもあります。
また、煉獄さんの「炎の鍔(つば)」を受け継いだ「炭治郎」が、煉獄さんと猗窩座との戦いをヒントにさらなる進化を遂げ、すっぽ抜ける日輪刀のシーンは、まるで煉獄さん(炎の鍔)が意志を持って「日輪刀ではダメだ」と導いてくれたかのようで、煉獄さんとの繋がりを感じました。
もちろん、無理矢理に煉獄さんとの繋がりを引っ張り出す気持ちはありません。純粋に「『無限城編』がスゴい、楽しい!」そう思って繰り返し観ています。
ーー何度でも映画館に足を運びたくなる、映画『鬼滅の刃』の魅力を教えて下さい。
『無限城編』を観るまでは、正直、『無限列車編』と同じように夢中になることはないと思っていました。しかし、映像や物語の緩急や、観終わった後の清々しい読後感のようなものが最高で、すっかり夢中になってしまいました。
まずは、原作を深く読み込み、原作コミックス内の「コソコソ噂話」や1コマのイラストにいたるまで丁寧にアニメーションに組み込むufotableさんの映像と徹底した音の作り込みが大好きです。特に音響は日輪刀を杖のようにして立ち上がる音、足元が映らないなかでの、橋の上を歩く音、回想シーンで泥水をすする音など、映像として見えない些細な部分まで再現されていることに感動しました。
もちろん原作コミックスのお話そのものも魅力的です。決して主人公だけが活躍するのではなく、名もなき一般隊士や鬼の壮絶な過去にもフォーカスが当たり、彼らの想いが繋がれてきたことが知れる、本当に奥深くて興味が尽きないお話だと思います。
ーー今回の『無限城編 第一章』は、あと何回観に行く予定ですか?
上映を続けてくれる限り、何度でも!! 観に行きたいです。『無限列車編』と同じく、何回で終わり……ということはありません。何度観ても新たな発見や気付きがあり、感動を与えてくれる『鬼滅の刃』が大好きです。
もともと、頻繁に映画を観る方ではありませんでしたが、ufotableさんの映像は、映画館でこそ、その真価を発揮できるように思います。だからこそ、他の出費を削っても、映画館でしか体験できない『鬼滅の刃』を何度でも観に行きたいと思っています。
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記。
(マグミクス編集部)

