「原作よりも悲惨」「恐怖が増した」アニオリ描写が話題になった2025年夏アニメ
原作にないアニメオリジナルシーンは、ファンにとって予想できない描写だけに、注目を浴びることも少なくありません。2025年夏アニメのなかにも、アニオリで話題になった作品があります。
楽しいはずの鬼ごっこがアニオリで「恐怖の鬼ごっこ」に変化

2025年夏アニメは豊作といわれ、毎日話題が尽きません。なかには、原作にはないアニメオリジナルシーンを描き、注目を浴びた作品もあります。
※本記事は、『地獄先生ぬ~べ~』第3話、『ダンダダン』第16話、『光が死んだ夏』第7話までの内容を含みます。
●『地獄先生ぬ~べ~』
30年ぶりに新作アニメが制作された『地獄先生ぬ~べ~』(原作:真倉翔/作画:岡野剛)は、鬼の手を持つ教師「ぬ~べ~(鵺野鳴介/CV:置鮎龍太郎)」が妖怪や悪霊から教え子たちを守る物語です。第3話「真夜中の優等生」では、原作よりもホラー要素を強めたアニオリが注目を集めました。
本話では、原作、アニメともに、自身を人間だと思い込んだ「人体模型(CV:小林ゆう)」が自分の正体に気付き悲しみ、励ましてくれたぬ~べ~の教え子らと鬼ごっこをします。原作では楽しいひとときを過ごす場面が描かれましたが、令和版では人体模型が自身とおそろいにしようとして、皮を剥ごうと追いかけてくるのです。
予想外の展開に加えて小林さんの怪演で恐怖感が増し、視聴者からは驚きと恐怖の声があがりました。このほかにも、本作は現代に合わせて制作されているため、ぬ~べ~らがスマホを持っていたり、下半身を失った女子学生の霊「てけてけ」のうわさが動画配信で広められたりなど多くの改変が見られます。
『地獄先生ぬ~べ~』は、テレビ朝日系にて毎週水曜日23時45分より放送中です。
●『ダンダダン』第2期
霊媒師の家系に生まれた女子高生「モモ(綾瀬桃/CV:若山詩音)」と、オカルトマニアの同級生「オカルン(高倉健/CV:花江夏樹)」が、妖怪や宇宙人と戦いを繰り広げる『ダンダダン』(原作:龍幸伸)は、1期からアニオリ描写が話題を呼び、2期でも追加シーンが絶賛されています。
例えば、怪異「邪視(CV:田村睦心)」が生前に生贄にされた場面では、原作が亡骸を引きの構図で描いているのに対し、アニメはアップで正面から描写され、悲惨さが強調されていました。また、邪視が見てきた呪いの家の犠牲者が、原作は現代の一家族だったのに対し、アニメではそれ以前の犠牲者も追加され、邪視が長い時間をかけて見続けてきた惨状が伝わるようになっています。
ほかにも、モモやオカルンのピンチに現れたシャコ星人の息子「チキチータ(CV:大空直美)」が「チキチータの歌」を口ずさんでいましたが、原作では歌っていません。後にこの曲を考えたのは作画スタッフと明かされたうえ、公式から2時間耐久作業用動画が公開されました。
『ダンダダン』2期は、毎週木曜深夜0時26分からMBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて放送中です。
●『光が死んだ夏』
アニメ『光が死んだ夏』(作:モクモクれん)は、男子高校生の「辻中佳紀(CV:小林千晃)」が、幼なじみの「忌堂光(CV:梅田修一朗)」に成り代わる人ではないナニカ「ヒカル」と生活し、さまざまな怪事件を体験するストーリーです。
第1話は原作2話分がまとめられたほか、重要人物の「田中(CV:小林親弘)」や「暮林理恵(CV:小若和郁那)」が早くに登場しました。さらに、合唱や吹奏楽の演奏をBGMにした学校の日常シーンが追加され、ファンからは日常と非日常の対比が明確になりホラー感が増したと好評です。
以降も各話に多くのアニオリが盛り込まれており、先日放送された第7話は合唱コンクールのシーンをはじめ多くのアニオリシーンが描かれています。佳紀とヒカルが学校をサボって電車で映画館へ向かうシーンや、帰り道に交わした約束の場面など、ていねいにアニオリでふたりを描いたからこそ、終盤の展開がより視聴者に衝撃を与えました。
『光が死んだ夏』は、毎週土曜日24時55分から日本テレビ系にて放送中です。
(LUIS FIELD)



