近年は話題が少なかった『仮面の忍者 赤影』 新作ドラマは新たなファンを獲得するか?
特撮時代劇『仮面の忍者 赤影』が新たなドラマとして2025年10月に放送されることが発表されましたが、これは近年、目立った話題がなかった同シリーズの状況に一石を投じるかもしれません。
そもそも『赤影』が人気を獲得した背景は?

1967年から放送された特撮時代劇『仮面の忍者 赤影』が、テレビ朝日と東映のタッグでよみがえり、新たなヒーロー時代劇として2025年10月26日(日)深夜から放送開始すると発表されました。
『ヤッターマン』『クローズZEROII』(2009)、『土竜の唄 FINAL』(2021)などを手掛けてきた三池崇史氏が総監督を、EXILE/FANTASTICSの佐藤大樹氏が赤影役をつとめることも明かされ、大きな反響が起こっています。
マグミクスは今年2025年1月18日に、《『赤影』語り継がれる大傑作が若い世代にあまり継承されていないシンプルなワケ』》という記事を配信していました。同記事では、1967年の特撮TVドラマ『赤影』が絶大な人気を獲得し、1980年代から2000年代まで繰り返しリメイクされたにも関わらず、近年のアラサー以下の世代には知名度が低い状況であることを解説しています。そのうえで、伝説の忍者ヒーロー『赤影』の魅力がこれからも多くの世代に伝わっていってほしいと強調しました。
『赤影』が20世紀に人気を獲得した背景には、当時のTVの「再放送文化」があります。1967年のTV放送が終わっても、80年代までの長きにわたって全国で再放送されたことで、同作は幅広い層に知られるようになりました。
しかし近年は配信サービスが普及し、テレビの再放送文化も衰退、新しい世代が『赤影』に触れる機会もきわめて少なくなっていました。今回の新作『赤影』の発表は、長らく話題に上ることがなかった『赤影』の状況に一石を投じ、新しい世代のファンを獲得する可能性を広げるでしょう。
「大人向けの内容?」との予想も、オリジナル要素に期待

今回の新作『赤影』の発表を受けて、SNSではさまざまな声があがっています。公開された三池監督のコメントでは、「(赤影の注目ポイントは)単純な勧善懲悪ものではない」などとと強調していることや、そもそも放送時間が深夜であることから、オリジナル版のように子供でも楽しめる明快なストーリーではなく、大人向けの内容になるのではないか、と予想する人が多いようです。
また、かつてのファンにとっては、オリジナル版で印象的だった「大凧」(赤影の仲間である白影が大凧に乗って登場するシーン)や、主題歌の「忍者マーチ」がどのように挿入されるかが気になるという声もあがっています。
オリジナルの『赤影』は、時代劇の世界観に怪獣やUFOといった近代的要素を融合させた独特の世界観と迫力ある活劇が、多くの視聴者を魅了しました。三池監督は「何でもあり」だったオリジナルの作風をどのように表現するのか、新たな『赤影』がオリジナル版を知る人びとの期待に応えつつ、新たなファンを獲得することができるのかどうか、大いに注目したいと思います。
(マグミクス編集部)
