「風格がレベチ」「最初違うと思ったら」 “渋カッコよさ”が堪能できる実写化の「イケオジ」キャラ
実写化作品では、キャラの魅力を存分に引き出すキャストの演技が、たびたび話題になります。そのなかでも、年齢を重ねた「イケオジ」キャラは、渋さや風格で視聴者を魅了してきました。
歳を重ねたからこそにじみ出る色気に痺れる

数あるマンガの実写化作品では、キャラの再現度はもちろん、キャストの魅力からも目が離せません。そのなかでも、人気キャラの多い渋くてかっこいい中年男性、老人キャラを体現した俳優は、視聴者の注目を集めました。
江戸時代が舞台のSFコメディマンガを実写化した映画「銀魂」シリーズ(原作:空知英秋)の2作目『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018年)では、堤真一さんが警察組織のトップ「松平片栗虎」を演じています。片栗虎は強面な見た目と「破壊神」の異名を持つ過激な性格で、将軍を「将ちゃん」と呼んでキャバクラに連れ回すなど、破天荒さが際立つ存在です。
公開当時54歳の堤さんが演じる片栗虎は、オールバックの髪型に薄暗いサングラスをかけたワイルドで権力者らしい外見に加え、渋みのある低音ボイスで適当な発言を繰り出す、ハチャメチャなキャラクター性がしっかり再現されています。視聴者からは「すごくかっこよくてオチャメで最高」「粋で飄々としているけれど、締めるところは締める感じが、堤さんだからこそ格好良かった」などの声があがり、話題を集めました。
また、明治時代の北海道を舞台に埋蔵金争奪戦が描かれるマンガ『ゴールデンカムイ』(作:野田サトル)の実写シリーズでは、舘ひろしさんが旧幕府の侍「土方歳三」役で出演しています。
長い白髪に鋭い眼光で凄みのあるビジュアルに加え、70歳過ぎとは思えない高い身体能力と精神力で、作中でもひときわ存在感を放っていました。長年、土方歳三を演じたいと思っていた舘さんにとって、70代にして念願がかなった役でもあります。
長い眉と顎ひげの特殊メイクを施された舘さんは、荘厳な表情や佇まいから幾多の死線をくぐり抜けてきたかのような重厚感を漂わせ、カリスマ性あふれる土方を見事に再現しています。さらに、馬を乗りこなす場面や刀と銃を巧みに扱うアクションシーンも描かれ、「歴史の土方が維新のあとも生き延びていたら、こんな人かもと思わせる風格」「目力が完全に原作のソレ」「刀と銃さばきがかっこええー!」など、絶賛されました。
3月13日には映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』の公開が予定されており、とあるキャラとの「一騎打ち」もある土方の活躍から目が離せません。
そのほか、本来のイメージとは異なるキャスティングで注目を集めたのは、中華戦国ロマン『キングダム』(作:原泰久)の実写版シリーズの第2作目『遥かなる大地へ』で、豊川悦司さんが演じた秦国の大将軍「ヒョウ公」です。主人公「信(演:山崎賢人)」の初陣の総大将として堂々と登場したヒョウ公は、長髪に大きく見開いた目、ギザギザに尖った歯といった迫力ある風貌に加え、本能のまま戦う豪快さが特徴のキャラでした。
上品で知的な雰囲気のある豊川さんは、野性的で荒々しいヒョウ公とイメージが違うという意見もあったものの、作り込んだビジュアルと豊川さん本来の魅力が相まって「イケオジすぎて脳がバグる」といわれるヒョウ公が再現されています。
戦いと酒を好み、それらを純粋に楽しむ姿も描かれ、「信の働きみてめっちゃ楽しそうな将軍の父性あふれる笑みもかっこよすぎ」「原作と比べて若くて綺麗すぎって思っていたけど、酒じゃ!って笑顔満開なの愛しい」など、さまざまな表情も称賛されました。
実写版『キングダム』は、第5弾となる映画が2026年夏に公開されることが決定しています。原作の「合従軍編」が描かれるなら、ヒョウ公が登場する可能性もあり、新情報の解禁に注目しておきたいところです。
※山崎賢人さんの「崎」は正式には「たつさき」
(LUIS FIELD)
