原作者も希望? 意外な俳優が「ドハマり」した悪役キャラ 「ギャップすご」「実はイケメンだし合ってる」
人気マンガの実写化映画で、狂気をはらんだキャラは不思議な魅力を放ち、観客に強烈な印象を残します。なかには、そういった役柄を高い演技力で再現し、観客から絶賛された俳優もいました。
背筋が凍る怪演に鳥肌が止まらない

過激な内容も含むマンガの実写作品では、インパクトが強い「常軌を逸したキャラ」をどう再現するのかも、注目されるポイントのひとつです。なかには、意外な俳優が見事な怪演で狂気じみたキャラを再現し、ファンから絶賛された例もありました。
2016年に公開された映画『ヒメアノ~ル』(原作:古谷実)では、当時アイドルグループ「V6」のメンバーとして活動していた森田剛さんが強烈な悪役を演じました。本作は、序盤は冴えない清掃員「岡田進(演:濱田岳)」が繰り広げるラブコメの雰囲気を漂わせつつも、中盤からは殺人鬼「森田正一」の凶行が描かれるR15+指定のスリラー作品です。森田さんは、奇しくも同姓の森田役を務めました。
森田は躊躇なく人に危害を加える殺人鬼で、作中では鉄パイプで殴打したり包丁でメッタ刺しにしたりなど、次々と殺人を重ねていきます。原作と違いモノローグもなく、何を考えているのか分からない表情で淡々と人を殺していく不気味な姿は、アイドルとしての森田さんとかけ離れており、多くの人がギャップに驚いたでしょう。
本作が初主演だった森田さんの衝撃的演技には、「鑑賞以降、アイドルの森田剛も役者の森田剛も、本作の森田の別人格と思えてしまう」「森田の表情、声質等がかなりリアルで、本当に実在しそうな感じがとても怖かった」「あの全部どうでもいいみたいな顔つきが怖すぎる」と、恐怖を覚えたも多かったようです。
また、2024年に実写版の映画第1作目が公開され、2026年3月13日に2作目の公開を控えている実写「ゴールデンカムイ」(原作:野田サトル)シリーズでは、玉木宏さんの熱演が話題になりました。本作は、明治末期の北海道を舞台に道内に隠された金塊の争奪戦を描いた作品で、玉木さんは金塊を狙う帝国陸軍軍第七師団を率いる「鶴見篤四郎」中尉を演じています。
鶴見中尉は日露戦争で損傷した前頭部にホーロー製の額当てをし、目の周りが爛れている人物で、玉木さんはこの特徴的なビジュアルを高い完成度で再現していました。また、上官の指を食いちぎる場面や主人公「杉元佐一(演:山崎賢人)」の頬に串を刺すシーン、杉元を脅しながら歯をガチガチと鳴らす姿など、演技でも忠実に鶴見中尉を表現しています。
人気キャラながらクセの強い鶴見中尉を演じた玉木さんには、ファンから「メインビジュアルから満点だったけど、動くとさらに完全一致」「異常さがハンパなくて玉木さんの怪演が光ってた」と絶賛の声があがりました。
本作は途中から負傷する前の美男子だった鶴見中尉を描いた過去パートも多く、そういった意味でも玉木さんの起用が合っていると思ったファンが多かったようです。なお、原作者の野田先生も、玉木さんに演じてほしいと熱望していたといいます。
そのほか、2005年に公開され、小栗旬さんと中村獅童さんがダブル主演を務めた『隣人13号』(作:井上三太)も外せません。本作は、小学校時代のいじめをきっかけに主人公「村崎十三」に別人格「13号」が生まれ、時を経ていじめの主犯格「赤井トール(演:新井浩文)」に復讐をする物語です。十三役を小栗さん、13号役を中村さんが演じました。
ふたりとも鬼気迫る演技で、特に中村さん演じる狂気に満ちた13号は鳥肌ものです。赤井の家に侵入して勝手に食事をする場面や、笑い声をあげながら半グレを殺害するシーン、自分の足に刀を突き刺して「痛い」と連呼する姿に、背筋が凍った人も多かったでしょう。
おぞましい中村さんの13号には、「蝋人形のような不気味なほどのてかり具合で、よだれや唾をぐちゅぐちゅしながら挙動不審に動く中村獅童がえぐい」「とにかく中村獅童が凄い! 焼け爛れた顔面の特殊メイクも相まって、異常な存在感がある。不気味さを漂わせていて見事としかいえない」と絶賛が相次ぎました。
※山崎賢人さんの「崎」は「立崎(たつさき)」
(LUIS FIELD)

