「履いていない」ように見える、ナウシカ←公式設定は… 実は作中にも決定的シーンがあった
公開から40年を経ても色あせない『風の谷のナウシカ』。ファンの間で長年議論されてきた「ナウシカは下に何を履いているのか」という疑問に対し、劇中の重要シーンや当時の設定資料から決定的な真実を解き明かします。
疑惑の「メーヴェ搭乗」シーンをよく見ると?

1984年に公開されたアニメ映画『風の谷のナウシカ』は、公開から40年以上経った今もなお多くのファンに愛され続けています。そんな「ナウシカ」にまつわる長年の謎のひとつが、主人公ナウシカの服装についてです。特に「下に何か履いているのか、いないのか」という点が、公開当時から現在に至るまで、しばしば話題になっています。今回は、この青春時代の重要な疑問について、改めて検証してみましょう。
●疑惑のシーンを徹底検証
話題のシーンは、映画の序盤から始まります。「ナウシカ」が、「メーヴェ」に乗って腐海へ向かうときの描写では、すらりとした脚とお尻の一部が見えています。しかし、肌のような薄いオレンジ色のため、実際に何か履いているのかどうか判断が難しいのです。この曖昧(あいまい)な描写が、長年にわたる議論の発端となりました。
続いて、腐海でくつろいでいたナウシカが王蟲の暴走に気付いて飛び立つシーンでは、ほぼお尻が丸見えになっているような描写があり、当時の視聴者、特に青少年たちの間で大きな話題となったようです。このあと、「王蟲」に追われる「ユパ」を救うために空中を縦横無尽に飛び回るシーンでも、下半身がかなり見えているカットが複数ありました。
●決定的な真実が明かされるシーン
物語が進み、トルメキア軍の輸送機が撃墜され、ナウシカが風の谷の人びとを救おうとするシーンに注目してみましょう。ナウシカが腐海のガスから身を守るためのマスクを外すシーンでは、ナウシカの顔の肌色と脚やお尻の色が明らかに異なることがはっきりと描写されています。つまり、ナウシカは何かを「履いていた」のです。
さらに証拠となるシーンは他にもあります。王蟲との対話の場面では、上着が消えているナウシカの姿が描かれ、上半身にも肌着を身につけている様子が分かります。またペジテ市民に捕らわれたナウシカの身代わりになる少女が服を交換する際、上下に肌着を着ていることも確認できました。
●設定資料が示す真実
実は、1982年11月号の「アニメージュ」では「ズボン」「ズボンはズボン」と書かれた設定イラストが公開されています。つまり、ナウシカが何かを履いていることは製作当初から決まっていたのです。
しかし、肌色に近いベージュ色のズボンという設定は、当時の視聴者に多くの想像の余地を与え、特に青少年たちの間で熱い議論を巻き起こしたことは間違いありません。
きっと、公開から40年以上が経過した今も、この「履いているか・いないのか」という議論が時折蘇るのは、宮崎駿監督の描く映像の魅力と、作品に対する根強い愛情の証なのでしょう。
(マグミクス編集部)


