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作風やアニオリ描写に意見真っ二つな26年冬アニメ 「凄いけどだいぶ尖ってる」

2026年冬アニメは「大豊作」といわれ、多くの話題作がそろっています。また、注目度が高ければ高いほど、さまざまな意見も続々と出ているようです。

ミームになったアニオリも

TVアニメ『呪術廻戦』第3期『死滅回游 前編』ティザービジュアル (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
TVアニメ『呪術廻戦』第3期『死滅回游 前編』ティザービジュアル (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

 注目度が高いアニメ作品は、多くの人の目に触れる分、どうしてもさまざまな意見が集まりやすいものです。2026年冬アニメの注目作にも、演出や描写に賛否の声が出ているものがあります。

 例えば、冬アニメのなかでも特に注目を浴びている『呪術廻戦』(作:芥見下々)は、アニオリ描写が話題になりました。本作は、人の負の感情から生まれる呪いと呪術師との闘いを描いた作品で、現在放送中の第3期『死滅回游 前編』では呪術を持つ者たちが殺し合う「死滅回游」を軸に物語が展開されています。

 1時間スペシャルで放送された初回では、呪術界御三家のひとつ「禪院家」の呪術師「禪院直哉(CV:遊佐浩二)」の解像度が高いアニオリ描写が話題になりました。なかでも、拳を叩き込む最中に髪をかき上げる、いわゆる「舐めプ」シーンは、大きく話題になりネットミームにもなっています。

 一方、第51話では、禪院家のひとり「禪院甚壱(CV:白熊寛嗣)」の細かな描写が原作と違う点や、「禪院真希(CV:小松未可子)」が禪院家と死闘を繰り広げるシーンに軽快な音楽が用いられた点について、不満を抱いた人もいたようです。原作にない描写や演出はどうしても議論を呼びますが、直哉のシーンのように高く評価されている描写もあるため、今後のアニオリにも注目が高まります。

『呪術廻戦』第3期『死滅回游 前編』は、毎週木曜日24時26分よりMBS/TBS系28局「スーパーアニメイズム TURBO」枠にて放送中です。

 また、同じく初回60分拡大SPで放送された『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』(原作:ロケット商会)は、説明の少なさが話題になりました。本作は、死んでも蘇生されて戦場の前線に立たされる「勇者刑」に処された主人公「ザイロ・フォルバーツ(CV:阿座上洋平)」が、剣の女神「テオリッタ(CV:飯塚麻結)」と契約し、熾烈な闘争と陰謀の渦中に身を投じていく物語です。

 第1話は、ハイクオリティーな作画や戦闘シーン、さらには多彩なカメラワークに壮大な音楽を披露し、視聴者から「劇場版並み」といわれるほど躍動感あふれる演出で多くの人を惹きつけました。

 一方で、言葉による説明パートが少ないため、いまいち世界観が飲み込めなかったり、キャラに感情移入できなかったりと、視聴を断念してしまった人もいるようです。とはいえ、説明がないからこそ気になって視聴を継続している人もいるため、好みが分かれる作風ともいえるでしょう。

『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』は、毎週木曜日22時30分よりTOKYO MXほか全国28局にて放送中です。

 ほかに、主人公「「幽鬼(CV:三浦千幸)」が死と隣り合わせのデスゲームに参加して生活費を稼ぐ『死亡遊戯で飯を食う。』(原作:鵜飼有志)も、好みが分かれる作品です。

 本作も第1話が60分スペシャルで放送され、世界観を見事に再現した緻密な作画や、斬新な演出、衝撃的なラストに絶賛の声があがりました。しかし、なかには説明や心理描写の少なさから、観終わった後に解説を必要としたり、物足りなさを感じたりした人もいたようです。

 また、デスゲームを日常としている尖った作風へも、人によってはデスゲーム特有の緊迫感を感じられないという意見もありました。そもそも、原作が「第18回MF文庫Jライトノベル新人賞」の優秀賞を受賞した際、審査員ふたりが最高評価をつけた一方、別の審査員ふたりは最低評価にした作品のため、好みが分かれるのもうなずけます。

『死亡遊戯で飯を食う。』は、毎週水曜日23時30分よりTOKYO MXほかにて放送されています。

(LUIS FIELD)

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LUIS FIELD

マンガやアニメをこよなく愛するライターが多く在籍する編集プロダクションです。幅広い年代が所属し、レトロ系から新作までおさえた「語りたくなる」記事を心がけています。

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