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聖地閉鎖を乗り越え「おねティ」新作アニメ制作へ ファンが繋いだ20年

「聖地」を次世代へ繋ぐ、持続可能なアニメ文化のかたち

キャラクター原案の羽音たらく氏による描きおろしジャケットイラスト。中尾氏は新作OVAについて、いわゆる「円盤」としてパッケージングすることも重視したという (C)Please!/バンダイビジュアル
キャラクター原案の羽音たらく氏による描きおろしジャケットイラスト。中尾氏は新作OVAについて、いわゆる「円盤」としてパッケージングすることも重視したという (C)Please!/バンダイビジュアル

「おねがい」シリーズの事例が示しているのは、コンテンツツーリズムが持続可能であるということです。20年以上にわたって地域とwin-winの関係を維持してきた実績は、他の作品にとっても貴重な先例といえるでしょう。

 静賀氏は、今回の企画には二重の意義があるといい、当時からのファンには「あの頃を思い出しながら、当時交流のあった方との再会や、何か新しい事を始めるきっかけになれば」、新たに作品を知った人たちには「今では珍しくなくなったアニメの聖地巡礼文化の黎明期を伝えることで、これから新しく作られていく文化の発展に繋がっていけば」と話します。

「『聖地巡礼』は一般化しましたが、長くずっと続いている作品は限られてくる」という中尾氏は「ここで終わらせないで続けるためには、今回はいいステップになっている」とする一方で、「『お願い☆ティーチャー』という作品はそのままに、地域を舞台として、また新たな作品を作っていくことも大事かなと思っています」とも語ります。

 クラウドファンディングの募集期間は2026年3月27日までです。今回の企画は、「おねがい」シリーズという作品を大切に残しながら、木崎湖という地域とアニメ作品の関係を次の世代へと繋いでいく試みともいえるでしょう。

 作品は作品として守り、そして中尾氏がいうように「その地域を使ってまた新たな作品を作っていく」、そのような未来が実現すれば、20年続いてきたコンテンツツーリズムは、さらに新しい形で続いていくことになるのではないでしょうか。

※ ※ ※

 2026年3月中旬、閉鎖されていた木崎湖キャンプ場が、新しいオーナー氏のもと再開に向け動き出したとのニュースが飛び込んできました。

 クラウドファンディングも、締め切りを前に、すでに目標額を大きく超過した資金が集まっているとのことです。

「コンテンツツーリズムの究極の形」が、いままさに進行しています。

(マグミクス編集部)

【画像17枚】こちらボリューム満点な「みずほ先生」の教師にあるまじき姿(笑)です

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