ばけばけ・ヘブンより凄かった小泉八雲「長男誕生」でのリアクション 「別の人にキス」「呼吸忘れてた」 買い物の額も衝撃
連続テレビ小説『ばけばけ』110話では、ついにトキとヘブンに子供が産まれました。ヘブンのあまりの喜びようも、話題になっています。
喜びすぎてキスした相手は

放送中の連続テレビ小説『ばけばけ』第22週110話では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が、元気な長男を出産しました。左目を失明している夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」は、「ヨキ メヲ モッテ コノヨ キテクダサイ」と朝からお百度参りをしており、母子ともに健康と聞いて歓喜しています。
また、子供が産まれた直後、ヘブンは喜びのあまり「アリガトウ」と産婆(演:原ふき子)に抱きついており、視聴者を笑わせました。こういったリアクションは、ある程度モデルの小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の史実に基づいているようです。
松江にある小泉八雲記念館の公式X(旧:Twitter)は、放送後に
「1893年11月17日、熊本にてハーンとセツの長男・一雄が誕生しました。セツによるとハーンは『長男の生まれる時でも『よい目を持ってこの世に来て下さい』といって大心配』したそうです。(『思ひ出の記』より)一雄の誕生は喜びとともに、ハーンに家族への責任を考えるきっかけを与えました」
とポストしました。また、アップされた長男・一雄の写真の上の文には「ハーンは一晩中眠らず、午前一時の誕生を知ると、産婆に抱き着いてキスをしたと言われる」という逸話が書いてあります。史実では、さらに激しいリアクションだったようです。
また、八雲記念館が引用したトキのモデル・小泉セツの回想記『思ひ出の記』には、ハーンに関して、このような記述もあります。
「(ハーンは)長男が生れようとする時には大層な心配と喜びでございました。私に難儀させて気の毒だと云う事と、無事で生れて下されと云う事を幾度も申しました。こんな時には勉強して居るのが一番よいと申しまして、離れ座敷で書いていました。始めてうぶ声を聞いた時には、何とも云えない一種妙な心持がしたそうです。その心もちは一生になかったと云っていました。赤坊と初対面の時には全く無言で、ウンともスンとも云わないのです。後に、この時には息がなかったと申しました。よくこの時の事を思い出して申しました」
感動のあまり息をするのを忘れていたらしいハーンは、一雄を溺愛したそうで、『思ひ出の記』には、翌1894年に彼がひとりで横浜に行った際、当時としては高価な5円や10円のおもちゃをたくさん買って帰ってきたことも書かれています。
この愛する一雄のためにも、ハーンは帰化して日本人になることを考えて各種手続きを進め、1896年2月にセツと正式な婚姻関係を結び「小泉八雲」となりました。『ばけばけ』でも、ヘブンが日本人になる日は近そうです。
※高石あかりさんの「高」は「はしごだか」
参考書籍:『思ひ出の記』(ハーベスト出版)
(マグミクス編集部)

