『鬼滅の刃』煉獄さん、時透の”素顔”を描いたアニメの追加シーン 視聴者に感動与えた独自演出
「きゃ~っ」とジタバタしたくなるトキメキ回も

「遊郭編」(全11話)では、激しい戦闘シーンにおける「音柱」の「宇髄天元」の呼吸の技のエフェクト演出が見どころです。天元の火薬を使ったド派手な技はもちろん、アニオリのセリフも加えられた「譜面」を使った技は息をのむ「映えシーン」となりました。
このシリーズであらためてじっくり堪能したいアニオリは、天元と3人の妻たち(須磨、まきを、雛鶴)の墓参りのシーンです。墓や兄弟の死、「地獄に堕ちる」というセリフなど、背景に「死」を色濃く感じさせるにもかかわらず、美しく、愛情に満ちています。天元にとってもっとも大切な3人の妻たちとの穏やかな日常が描かれており、大人にはかなりグッとくるシーンであるといえるでしょう。
「刀鍛冶の里編」(全11話)第1話では、無限城の内部がそれまで以上のスケールと不気味さをもって描かれます。無限城内を移動する「猗窩座」のアニオリは、背筋がゾクゾクするほどの不吉な美しさです。
「霞柱」の「時透無一郎」の覚醒や「恋柱」の「甘露寺蜜璃」の入隊理由などさまざまな展開があったこのシーズンには、視聴者のトキメキを全開にさせるアニオリがありました。原作アニメではたったひとコマだった、「蛇柱」の「伊黒小芭内」が蜜璃に靴下をプレゼントするシーンがアニメ化されたのです。正座して見るべき貴重なシーンではありますが、見ながら「きゃ~っ」とジタバタしてしまうかもしれません。
「柱稽古編」(全8話)は原作マンガの該当する部分の短さから、アニオリが多くなるだろうという予想通り、冒頭から「風柱」の「不死川実弥」と伊黒が共に鬼と戦い、「無限城」の存在を知るというストーリーが描かれました。それまで見せ場がほとんどなかったふたりが圧倒的な力を見せつけ、ネットには「とにかくありがとう」「感動しかない」というファンの喜びの声があふれたのです。
各話にちりばめられた珠玉のアニオリのなかでも、もっとも話題になったのが無一郎と一般隊士たちがそろって紙飛行機を飛ばすシーンでした。記憶を失い、少年らしいことからも遠ざかっていた無一郎と、彼と同じ年ごろの隊士たちが見せた笑顔は、無限城編以降、彼らを待つ過酷な運命を知る視聴者の涙を誘いました。
あなたは、どのアニオリを「正座して」見たいですか?
※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記
(山田晃子)


