『進撃の巨人』最終回は間もなく? 著者・諫山創「2020年連載完了」は実現するか
2020年9月9日(水)に『進撃の巨人』(著・諫山創/講談社)最新刊32巻が発売されました。怒涛の展開を迎えた1冊。ですが、まだ回収されていない伏線もあり、ファンの間では「あとどのくらいで完結するのか?」が注目されています。
「俺たち、自由になれるのか?」

2020年9月9日(水)、諫山創先生による『進撃の巨人』コミックス最新刊32巻が発売されました。連載中の同日発売「別冊少年マガジン」10月号では、前月号の第131話を再度掲載しているので、コミックスの続きを途切れず読むことができます。
また、放送日はまだ明らかになっていないものの、TVアニメ版『進撃の巨人 The Final Season』はNHK総合にて2020年秋放送開始予定。放送済みの第3期では、壁外の巨人の駆逐に成功。調査兵団はエレンの父・グリシャが残した地下室で世界の真実を知ります。そして、アルミンが子供の頃に夢見た「海」にたどり着き、第3期最終回が終わりました。
初めての海を見てはしゃぐアルミンやミカサをよそに、父の記憶から外の世界を知るエレンは「(海の)向こうにいる敵、全て殺せば……俺たち、自由になれるのか?」と口にします。公開されている「The Final Season」のPVでは、「海の向こう」で繰り広げられる戦いが描かれています。壁の外の巨人を全て倒しても、本当の敵を倒さなければエレンたちは自由を得ることはできない……コミックス最新刊では、エレンの選択が描かれています。
原作マンガでは、最終回が近いことを感じさせるクライマックスを迎えています。しかし、まだ回収されていない伏線も多く、どのように物語が終わるのか想像もつかない状況。2019年の年末、諫山先生は2020年での「連載完了」を抱負に掲げていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で「別冊少年マガジン」の発売がひと月延期になったこともあり、ファンの間では「年内に終わるのは難しいのでは?」との声も。しかし、読者の予想をことごとく上回る驚きを与えてくれた作品。想像もしない展開で、唐突な最終回を迎える可能性もゼロではありません。それでもきっと「諫山先生なら満足させてくれる」という信頼がファンの間にはあるのでしょう。むやみに引き伸ばすよりも、「先生の思うようにやってほしい」という声が多く聞かれます。
原作とアニメの完結が同時期にやって来るであろう『進撃の巨人』。2020年はこれまで以上に注目されそうです。
(マグミクス編集部)