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劇場版『アギト』が開いた「次」への道筋 成功のカギは「お約束と新機軸」の絶妙バランス

シリーズ第2弾で「俺、参上!」となるのか?

「THE KAMENRIDER CHRONICLE」は『仮面ライダー電王』に決定している。2027年に迎える「20周年」記念ロゴも発表された
「THE KAMENRIDER CHRONICLE」は『仮面ライダー電王』に決定している。2027年に迎える「20周年」記念ロゴも発表された

「THE KAMENRIDER CHRONICLE」の第2弾は、『仮面ライダー電王』と発表されています。人気面からいえば、過去に多くの劇場版を制作してきたので順当な選択でしょう。

 ちなみに「仮面ライダームービープロジェクト」候補作として発表された際のタイトルは、『電王 -俺、炎上!-』でした。必ずしもこのタイトルで制作されるというわけではないでしょうから、さらなる続報に期待というところでしょうか。

 この時、同じく候補として挙げられた『仮面ライダーカブト 20th 天を継ぐもの』は、映画ではなく、Vシネクスト作品として制作されることが発表されました。VシネクストとはVシネマ作品の劇場公開と、ソフトの早期発売を目的として立ち上げたレーベル名です。2026年11月6日(金)劇場先行上映予定と発表されました。

 つまり、今度制作される『カブト』の続編は、「THE KAMENRIDER CHRONICLE」ブランドではありません。しかし『超能力戦争』での成功から、同じくらいの面白さを期待する声は多くあがっています。

 ただしTV版『仮面ライダーカブト』の主人公「天道総司」を演じた水嶋ヒロさんの名前が、今なおキャスト欄にないことを不安視する人もいるようです。これに関してはサプライズとして伏せられている可能性もありますので、現状では判断しかねるという意見もありました。

 しかし同じ「天道」の名前を持つ「天道ヒカル」の登場。「仮面ライダーガタック」に変身する「加賀美新」の息子「加賀美結」といった次世代のキャラクターの存在が、単なる同窓会ムービーではない新展開を予想させるものとなっています。

 こうした「TV版の主人公を軸としない」展開は、通常の作品ではなかなかできません。しかし、平成ライダーシリーズの特徴がそれを可能としています。それは平成ライダーが「複数の仮面ライダーが活躍する世界」だからでしょう。つまり中心となるライダーが変わることで、懐かしさと新しさを内包した作品に昇華できるわけです。

『超能力戦争』の成功を受けて、「THE KAMENRIDER CHRONICLE」の第2弾、第3弾に「追い風」が吹いているのは間違いないでしょう。これまでの続編とは一味違った作品となるであろう新シリーズの今後に、大いに期待したいと思います。

(加々美利治)

【画像】「え、かっこ良すぎ!」 これが映画『アギト』で特に称賛を集めたライダーです(5枚)

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加々美利治

TVマンガ研究家。おもにトレーディングカードやシールといったアイテム関係のテキスト制作に携わる。21世紀以降は東映アニメーションやバンダイナムコのwebサイトでのライティングを請け負う。近年はネット記事執筆へと軸足を移す。

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