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『ちびまる子ちゃん』たまちゃんの名言&名フォロー! 「鬼」な一面も持つ、超デキる子

1986年に連載がスタートし、2021年で原作35周年を迎える国民的マンガ『ちびまる子ちゃん』。マイペースで少しお調子者の小学3年生・まる子の日常を描いた本作ですが、まる子を支える良き相棒の存在も忘れてはいけません。この記事ではまる子の大親友・たまちゃんにスポットを当てます。

たまちゃん、まる子を調子づかせる天才

たまちゃんの名言がいっぱい 著:さくらももこ『ちびまる子ちゃん』第17巻(集英社)
たまちゃんの名言がいっぱい 著:さくらももこ『ちびまる子ちゃん』第17巻(集英社)

 2021年で原作35周年の人気マンガ『ちびまる子ちゃん』(著:さくらももこ/集英社)。少しおっちょこちょいな小学3年生・まる子のほのぼのとした日常を描いた、どの世代からも愛される作品です。そのなかで忘れてはいけないのが……いつも優しく時に鋭くまる子をフォローしてくれるたまちゃん(穂波たまえ)の存在! 彼女の“超デキる子っぷり”に注目しました!

●給食のおかずだけでまる子のテンションを爆上げ

 まずは「丸尾君3学期の学級委員選挙いよいよ出馬の巻」での話。クラスの学級委員を決めることになったまる子たち。丸尾くんとみぎわさんが立候補するなか、とある女子がなんとまる子を推薦。最初は推薦されて少しうれしく思うまる子でしたが、選挙のプレッシャーにだんだんと気持ちが落ち込んでいきました。そんな様子を見たたまちゃんがとっさにまる子に近づいて言ったのがコチラ。「まるちゃん、一緒に給食食べよう。きょうはエビフライだよ」。このひと言にまる子は「わあい、まる子エビフライ大好き」と一気にテンションが回復。まる子の好きなものを熟知している親友だからからこそできた、超効率的なファインプレーでした。

●圧倒的な説得力

 続いては「大野君と杉山君」の話。クラスのリーダー格である大野君と杉山君。ある日ふたりは給食で出されたまる子のみかんを奪ってしまいます。デザートを取られたまる子は「どろぼーっ」と怒りのままに追いかけますが、スポーツ万能なふたりに追いつけるはずもなく、悔しさに震えます。そんなまる子を見たたまちゃんはとっさに近づきひと言。「まるちゃん…あのふたりにあっちゃしかたないよ。これ半分あげるからきれいさっぱりあきらめなよ」。自分も楽しみにしていたであろうみかんをまる子に分け与え、大野君と杉山君を避けられない天災扱いすることでなだめるたまちゃん。これにはまる子も「たまちゃん…あんたは天使だよ」と感心するのでした。

●言葉からにじみ出る器の大きさ

 続いては「まる子はまじとウワサになるの巻」の話。ふとした行き違いではまじと恋人扱いされてしまうまる子。誤解だと説明しても信じてもらえず落ち込みます。そんなまる子にたまちゃんは「人のウワサも七十五日」と励ましますが「七十五日も!?」とさらに悲しむまる子。ですが、ココでたまちゃんは「一生のうちの2か月ぐらいすぐだよ」と小学生とは思えない達観した言葉を言うのでした。

友情は優しさだけではない! 鬼たまちゃん登場!

大人になったたまちゃんも登場 著:さくらももこ『ちびまる子ちゃん-大野君と杉山君-』(集英社)
大人になったたまちゃんも登場 著:さくらももこ『ちびまる子ちゃん-大野君と杉山君-』(集英社)

 優しさが目立つたまちゃんですが、親友のためなら時には厳しさも見せます。

●スパルタたまちゃん

 続いては「まるちゃん自転車の練習をするの巻」の話。自転車に乗れないまる子の手伝いをすることになったたまちゃん。うまくバランスを取れないまる子に「うしろ持っててあげるから」と荷台を支えてあげます。「しっかり持っててよ」と心配するまる子。しかしたまちゃんはしれっと手を離し、まる子は転んでしまいます。「うそつき」と怒るまる子でしたが、たまちゃんは「(後ろ向いちゃ)ダメよ。せっかくいい調子だったのに」「まるちゃんのためを思って手をはなしたのよ」と謝るどころか突き放します。最後には「こうなったらスパルタ教育よっ。坂道で練習することに決めたっ」と勝手に決断し、まる子をビビらせます。まる子のためなら鬼にもなる。まさに親友の鑑です。

●実は超アイデアマン

 続いては「まるちゃん熱帯魚を飼うの巻」での話。姉の友達から熱帯魚のグッピーをもらって飼うことになったさくら家。まる子は早速たまちゃんに見においでよと誘います。そして水槽のグッピーを見たたまちゃんは「わーきれい」と良い反応を示しながらココでまる子に提案!「ねえ、この中にビー玉入れたらきれいよ」。これにまる子もいいねと賛同し、ビー玉を入れます。キラキラと輝く水槽を見ながらうっとりとするふたり。ココでたまちゃんはさらにひと言!「まるちゃん、なんだか竜宮城にいるみたいだねー」とムードが高まるナイスな名言を残しました。個性的なアイデアと気の利いたひと言。アイデアマンとしても優秀な一面を見せた回でした。

 ちなみに、このあとたまちゃんは「ザリガニも入れてみたら?」と提案。まる子が実行するとグッピーが全部食べられるという悲劇にもつながっています。

●大人になっても上品

 最後は「まる子のクラスの同窓会」の話。ここでは大人になったまる子のクラスメイトたちのその後が描かれています。ここで登場するたまちゃんは、眼鏡からコンタクトに変え、メイクや服装もすっかり上品な大人の女性に。残念ながら遅刻してしまったまる子との直接のやり取りはないものの、誰に対しても穏やかに接する優しい雰囲気は変わらずでした。

(吉原あさお)

【画像】たまちゃんとの別れも描かれた涙必至の作品

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