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格闘マンガの話をする時、だいたい出てくる作品6選。「弱虫から最強へ」の王道展開も

「いじめられっ子」から強くなる胸アツ展開

世界王者の試合を見た一歩の決意とは!? 著:森川ジョージ『はじめの一歩』第130巻(講談社)
世界王者の試合を見た一歩の決意とは!? 著:森川ジョージ『はじめの一歩』第130巻(講談社)

 いじめられっ子が強くなる……というパターンも、格闘マンガの醍醐味です。

●いじめられっ子からファイターへ:『はじめの一歩』

 続いては、1989年から30年以上にわたって『週刊少年マガジン』で連載されている『はじめの一歩』(著:森川ジョージ/講談社)です。いじめられっ子だった幕之内一歩が、鷹村守との出会いをキッカケにボクシングを始め、実家の釣り船屋で鍛えられた足腰の強さや日々積み重ねた練習によって、日本屈指のパワーファイターへと成長する物語です。

 選手それぞれのエピソードももちろん面白いのですが、『はじめの一歩』といえば、誰もが一度はマネしたことがあるに違いない一歩の得意技「デンプシーロール」でしょう。上半身を、横にした8の字を描くように動かし、相手のパンチをかわして突進する迫力満点の大技です。他にも伊達英二が放つ「ハートブレイクショット」、木村達也の「ドラゴンフィッシュブロー」など、読者をワクワクさせる技が満載です。

●強さと繊細さの融合:『ホーリーランド』

 続いては『ホーリーランド』(著:森恒二/白泉社)です。不良たちのストリートファイトが舞台となった格闘マンガで、いじめられっ子だった主人公・神代ユウは、ボクシングの本からワン・ツーのパンチを独学で練習し、「ヤンキー狩り」と呼ばれるほど強くなります。

 繊細な性格の主人公が、どんどん戦いに巻き込まれる事態に翻弄されながらも、そこに生きている実感を見いだす様子に、読む方もどんどん引き込まれます。リングの上ではなくアスファルトの上、すなわち路上での戦い方が緻密に描かれている点もユニークです。

●最強の格闘技は何か:『喧嘩稼業』

 最後は現在『週刊ヤングマガジン』で不定期連載中の『喧嘩稼業』(著:木多康昭/講談社)です。空手、柔道、キックボクシング、合気道、古武術など、ありとあらゆる格闘技がルールなしで戦ったらどれが一番強いのか? それを決めるトーナメントに主人公・佐藤十兵衛が挑む物語です。

 それぞれの格闘家が自分の技と看板を背負い戦う姿が、ストーリーシーン、バトルシーンともにかなり熱いです。そんな猛者たち相手に十兵衛が、勝つためなら何でもする頭を使った喧嘩術で挑むところも読んでいてワクワクさせられます。また、この『喧嘩稼業』では「煉獄」という技も大きなみどころのひとつです。

 基本の型をパターン化して連続して撃ち込むことで相手に反撃する隙を一切与えず、体力が続く限り攻撃が続く最強の技です。「煉獄」と聞くと、今は『鬼滅の刃』の煉獄さんを連想する人が多いと思いますが、格闘技マンガ好きならきっとコチラの「煉獄」を連想する人も多いのではないでしょうか?

(吉原あさお)

【画像】読む者を熱くさせる格闘マンガ作品。それぞれの戦う理由も深い…?(6枚)

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