【漫画】命を絶とうとする男に声をかけたのは… 脱力ギャグで沈んだ心も浮いてくる?
ビルの屋上で、飛び降りて死のうとしている男性がいました。そこへ「君! 早まるんじゃない!」という声が……。小山コータローさんのギャグマンガ『みんな生きる資格があるスペシャル』が元気になれると話題です。
謎の人と奇妙な会話…不思議と元気が出るギャグ

桜の木の下で首をつって死のうとしている男性。そこへどこからか「やめとけ」という声が聞こえました。「桜の木は折れやすいぞ~」木がしゃべったと思った男性は……。また別の話では、ビルの屋上で、やはり飛び降りて死のうとしている男性がいました。そこへ「君! 早まるんじゃない!」という声が……。
ギャグ漫画家の小山コータローさん(@MG_kotaro)によるマンガ『みんな生きる資格があるスペシャル』がTwitterで公開されました。本作は過去に掲載された『桜の木の下で』『ミッドナイト』『グッドブラザー』『鎮魂の第二ボタン』の4作で構成されています。
表立っては示されていませんが、あるニュースを受けて投稿したという作品。読者からは「全部面白い」「沈みがちだった心が浮いてきた」「最高に好き」「奥深い」「声出して笑った」「落ち込んでる人はぜひ読んでほしい」などの声があがりました。
作者の小山コータローさんに、お話を聞きました。
ーー『みんな生きる資格があるスペシャル』は過去に投稿された作品がピックアップされていますが、今回このタイトルで再掲されたのはどのような意図があったのでしょうか?
ニュースで切ないことがあって、それに対して否定する言葉も飛び交ってたんですけど、これに対する自分の対抗策って何かと考えたら、こうするのが一番かなと思って投稿しました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「すごいタイムリーですね!」というコメントです。真意はバレないかなと思いながら投稿したので、恥ずかしかったです。

ーー2021年8月20日に電子書籍『小山コータローの遺作イチ』が発売されました。収録内容や見どころなどについてご紹介いただけますか? また、収録作品のなかで特にお気に入りの作品をいくつか教えて下さい。
2020年の夏に初めての書籍『デリシャス・サンド・ウィッチーズ』を出させてもらったんですけど、実はそれに載っているマンガの後くらいからマンガのグレードが少し上がってるので、よりお楽しみいただけると思います!
気に入ってる作品はたくさんありますが、『エスケイプ』と『穴があったら』ですかね。
ーー今後の活動のご予定や、挑戦してみたいことなどについて教えて下さい。
マンガはもちろん描きますが、もう少し長いものを描きたいです。でも飽き性なので、長いと途中で飽きちゃうんです。
とにもかくにも、アニメ化したいです!
(マグミクス編集部)