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『六神合体ゴッドマーズ』が40周年。異例の放送延長、ファンが残した「伝説」の数々も

今年40周年を迎えたロボットアニメ『六神合体ゴッドマーズ』。当時としては最先端の合体システムを持っていたロボットアニメでしたが、ファンから注目を集めたのは兄弟愛を中心とした人間ドラマでした。

画期的だった6体合体のコンセプトだが…

『六神合体ゴッドマーズ』主題歌EP(キングレコード)
『六神合体ゴッドマーズ』主題歌EP(キングレコード)

 本日10月2日は、1981年にテレビアニメ『六神合体ゴッドマーズ』が放送開始した日。今年で40周年のメモリアルになります。

 本作は、前番組である『太陽の使者 鉄人28号』に引き続き、横山光輝先生のマンガ『マーズ』を原作にすることで企画されました。しかし、アニメの内容は大きく異なっています。マンガでは、主人公ロボであるガイアー(原作での名前)が敵である六神体ロボと戦いますが、アニメではガイヤーを含む6体のロボットが六神合体してゴッドマーズとなり、侵略者と戦う……という物語でした。

 このように一部の名称と、マーズの意思か、その死亡によってガイヤーが地球を巻き込んで爆発するという設定を残し、ほぼアニメオリジナルに近い形で本作は製作されています。

 この大胆な変更は、原作の衝撃的なラストがTVアニメには向かないと判断されたからで、最初に原作者である横山先生から承諾を得ていました。タイトルの『マーズ』が『ゴッドマーズ』になった理由は、『マーズ』の場合だとすでに商標登録がされている可能性があったからです。

 主役ロボであるゴッドマーズのデザインは玩具メーカーによるもので、当時としては画期的な6体のロボが合体するというシステムで構成されていました。それまでのロボ同士の合体は3体が主流で、小型メカが合体するパターンも5機と、その両方を塗り替えた六神合体は記録的快挙だったわけです。

 しかし、その合体システムにより線が多く、左右非対称となり複雑化したデザインは、作画をするアニメーター泣かせでした。結果的に六神合体後はほとんど動かず、バンクシーン(一度作画した動画を流用して作成したシーン)で敵ロボと決着をつけるという展開が毎回見られるようになります。

 こうして、メイン商品であるゴッドマーズは毎回登場するものの見せ場が同じ……という展開が続き、当時としては最先端にあった合体システムでしたが、それを生かすことができずにセールスも好調とはいえませんでした。

 苦肉の策として、当時大ブームだったガンプラと同じ層をターゲットに、1話しか登場しないやられメカをプラモ化します。さらに、販促として後期オープニングにやられメカを登場させるなどしましたが、プラモデルは狙い通りにヒットせず、模型店の棚に置かれる在庫の常連となりました。

 このように商品的には苦戦した本作ですが、1年で終わることの多いロボットアニメのなかでは異例の1年3か月放送されています。放送が延長されるほどのヒットの原動力は、実は男児玩具の売れ行きとは別に、意外なファン層の支持があったからでした。

【画像】ポイントは左右非対称。6体合体が画期的だった「ゴッドマーズ」のデザイン(5枚)

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