『ガンダム』に登場する魅力的なイケおじ5選。ぶれない心と愛情が胸をうつ!
『ガンダム』シリーズの主要キャラは少年少女たちです。そんな彼らを戦闘や交流で成長させていくのが年長者の存在。おじさまと呼ばれる年齢層のキャラクターも多く、魅力的な人物も多いです。今回は、男も惚れちゃうガンダムの「イケおじキャラ」を紹介したいと思います。
いろんなタイプのイケおじが物語を盛り上げる
ガンダムシリーズには魅力的なおじさまキャラクターが多く登場します。主要キャラの少年少女に優しく接したり、厳しく諭したりと、彼らの成長には欠かせない存在です。そんななかから、今回は男も惚れちゃうようなガンダムの「イケおじ」を紹介します。
●『機動戦士ガンダム0083』はイケおじの宝庫
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』には、魅力的なおじさまキャラが次々と登場します。
地球連邦軍アルビオンに乗り込むベテランパイロット「バニング大尉」39歳。戦闘中の指揮では厳しい口調を使うものの、とても面倒見が良く、主人公のコウ・ウラキがピンチの際、足のギプスを自ら破壊して出撃するという、責任感の強い人物です。
また加齢により自分をロートルと卑下することもありますが、わりと筋肉質で努力は怠っていなさそうです。妻とは別居していますが、写真を携帯して眺めたり、デラーズ・フリートの極秘文書を手に入れたりと、お手本のような死亡フラグを立たせ、回収して見せました。
自分の衰えを隠さないところや妻への未練を持っているところは、いわゆる「枯れ専」には魅力的に写るかもしれません。
一方、スキンヘッドで髭をたくわえたおじさま、デラーズ・フリートの首魁「エギーユ・デラーズ」は、ジオンに忠誠を誓う姿や武士のような言葉使いからうかがえる高い知性と品性、そしてぶれない志(こころざし)がカッコいいキャラクターです。
「義」を重んじるアナベル・ガトーが心酔するだけに、カリスマ性をもった指導者でもあります。死を覚悟したデラーズが、遺志をガトーに託すべく伝えた言葉「行け、ガトーよ。――わしの屍を踏み越えて」は、同作屈指の名言です。
『0083 STARDUST MEMORY』ではほかにも、少々短気ですがコロニー落としを阻止するため軍規を破ったアルビオン艦長「エイパー・シナプス」、コウらアルビオンの任務の理解者、地球連邦軍「ジョン・コーウェン中将」、リリー・マルレーン艦長で、なぜか軍服の胸元をざっくり開けて「オス感」を押し売りしてくるデトローフ・コッセルなど、イケおじの大豊作ともいうべき作品です。
●コスプレ・イケおじ『ハーディ・シュタイナー』
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場したジオン軍の「シュタイナー大尉」44歳。地球連邦軍の新型モビルスーツの奪取もしくは破壊を目的としたルビコン作戦に従事する、サイクロプス隊の隊長です。グレーの頭髪に口ひげをたくわえ、タバコをくわえる姿は渋すぎます。
野武士のような部下たちに対し、シュタイナーは隊長らしく冷静沈着で品のある人物。主人公の少年「アルフレッド・イズルハ」にアジトがばれた際には、部下が殺そうと提案しますがそれを却下し、アルに部隊章をプレゼントして手なずけました。
この作品でのシュタイナーは、ジオンと連邦の軍服、ノーマルスーツ、白シャツにネクタイ、作業着と、たくさんの衣装を披露する、コスプレイケおじです。