『機動戦士ガンダム』38話で悲しみにくれるセイラ…「私はもうお前の兄さんではない」
兄妹の会話を盗み聞いてしまったブライト
![テキサス・コロニー近くの戦闘で、セイラはGファイターで出動し、MSの援護なしでジオン艦隊を圧倒した。画像は「ROBOT魂 機動戦士ガンダム [SIDE MS] Gファイター ver. A.N.I.M.E.塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS)](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2021/12/211222-gundam-02-1-300x158.jpg)
ワッケインと一旦合流したホワイトベースは、アムロを探すためにテキサス・コロニーへと入港。ワッケインは外で待機することとなり、これが運命の分かれ道となりました。
ブライトはセイラたちを探索に送り出すと、疲れが見えるフラウにハヤトのところへ行くよう指示。一時的にオペレーター代行を務め、以降の話を全て聞いてしまうこととなりました。そしてアムロを探すセイラのもとにシャアが現れ、兄妹はサイド7とジャブローに続き、3度目となる再会を果たしてしまうのです。
シャアとセイラの父親、ジオン・ズム・ダイクンはサイド3の独立宣言を行い、ジオン共和国を樹立した張本人でした。しかしかつて盟友だったデギン・ソト・ザビの手により暗殺され、シャアとセイラは潜伏生活を余儀なくされたのです。なお、暗殺についてはTV本編では明言されませんでしたが、富野監督の手によるノベライズ『密会 アムロとララァ』で事実として公開されています。
人類の真の平和を口にしながらも、そのためにはニュータイプであるアムロを「手段を選ばず排除する」と口にするシャアに対し、セイラは、ニュータイプは人類の変わるべき理想のタイプだと語り、ニュータイプを敵にする必要はないと訴えます。
しかしシャアは耳を貸さず、地球に脱出できるくらいの金塊を渡すと約束。セイラにホワイトベースを降りるよう念を押し、最後にセイラの素顔を見て、その場を駆け去ってしまったのです。
シャアはザンジバルにたどり着くと、脱出のためにマゼランとの交戦に入ります。ガンダムとアムロを無事に回収したホワイトベースは、急ぎザンジバルの後を追いますが、そこにシャアが送った金塊入りのアタッシュケースが漂着。爆発物の可能性もあるため調査回収のために時間をとられてしまい、ザンジバルとマゼランの交戦に介入することはできませんでした。
ようやく戦闘が行われていた宙域へとたどり着いたホワイトベースでしたが、すでにマゼランは撃沈されザンジバルは逃亡。ルナツー以来の縁があるワッケインの戦死に、ホワイトベースのクルーは涙します。
そしてブライトは、セイラに金塊の送り主について問いただし、セイラ、そしてシャアの正体を知らされることとなったのでした。
(早川清一朗)