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『ミステリと言う勿れ』菅田将暉が演じた2次元キャラ4選 天才役が多い?

2022年1月期の月9ドラマとして好評を呼んでいるマンガ原作ドラマ『ミステリと言う勿れ』で主演をつとめる菅田将暉さんは、これまでにもたくさんの2次元キャラを実写化作品で演じてきました。今回はそのなかでも特に魅力的だった4人を紹介します。

非現実的美少年から、ツッコミメガネまで

菅田将暉が主人公の久能整を演じるドラマ『ミステリと言う勿れ』 (C)田村由美/小学館
菅田将暉が主人公の久能整を演じるドラマ『ミステリと言う勿れ』 (C)田村由美/小学館

 田村由美先生の人気マンガ『ミステリと言う勿れ』の実写ドラマ版が、2022年1月10日から月9枠で放送され、話題を呼んでいます。独特な喋り方と考え方、天然パーマの髪型がトレードマークの主人公・久能整(くのう ととのう)を演じるのは菅田将暉さんです。

 菅田さんはこれまでも、たくさんの2次元キャラを実写化作品で演じてきましたが、ただビジュアルを似せてくるだけでなく、そのキャラを自分のものにして独自の魅力を出せるのが強み。今回は菅田将暉さんが演じた、魅力的な2次元キャラ4人を振り返ります。

●『溺れるナイフ』長谷川航一朗役

 ジョージ朝倉先生の人気マンガ『溺れるナイフ』の実写映画版で、菅田将暉さんはヒロイン・望月夏芽(小松菜奈)が好きになる浮雲町生まれの少年・長谷川航一朗、通称・コウを演じました。

 17巻の内容を2時間にまとめているので、夏芽とコウが惹かれていく過程はどうしても駆け足になっていたのですが、白髪に近い金髪にした菅田さんの圧倒的なビジュアルと存在感もあって、美少女がまさしく「神のような特別な少年」に惚れていき互いに全能感を感じる……という展開に説得力がありました。特に、海で泳ぐ場面の美しさは必見です。

 後に結婚する菅田さんと小松さんは、たった17日間だった同作の撮影を「1年にも感じる特別な時間だった」と、インタビューなどで振り返っています。

●『帝一の國』赤場帝一役

 古屋兎丸先生の同名マンガを、菅田将暉さんはじめ豪華イケメンキャストが集結して映画化した作品。原作の異様なテンションをきっちり再現しており、菅田さんはビシッとした七三ヘアで、帝一として全編にわたって「シリアスな笑い」を取り続けていました。特に吉田鋼太郎さん演じる父・譲介と必死の形相で、「採点」をする場面は爆笑です。コメディ俳優としても確かな実力を見せた映画でした。

●『銀魂』志村新八役

 菅田将暉さんのキャリアのなかでも「原作再現度」という点でファンの度肝を抜いたのが、『銀魂』の志村新八役です。キャストが発表されたときは、原作マンガでも新八が「なんでおまえ如きがグラブル将暉なんだよ」といじられるなど、ファンはざわつきましたが、その後ビジュアルが解禁されると、オーラを封印したその完璧な「新八ぶり」が話題を呼びました。

 演技面でも、どことなく声優の阪口大助さんの芝居を思い出すような見事なツッコミを披露。実写2作目では女装姿やハゲヅラ姿も見せていましたが、ちゃんと「新八がその恰好をしている」という風に見えたのも印象的です。

●『アルキメデスの大戦』櫂直役

 三田紀房先生の『アルキメデスの大戦』を、大胆な脚色で実写化した作品です。菅田将暉さんは戦艦大和の建造を止めるため、その莫大な費用を算出しようとする主人公・櫂直(かい ただし)を演じました。こちらも七三分けの役で、菅田さんは昭和の男がよく似合います。

 数学の天才であり、どんなところでも測量を始めてしまう変人ぶりも板についていましたが、圧巻なのはクライマックスの黒板前での「算出」シーンでした。数学が得意な菅田さんは黒板に書くすべての数式を完璧に理解して演じていたとのことで、まさしく天才に見える名演を見せています。物語終盤、映画オリジナルの皮肉な展開で見せた、櫂の寂しい表情も胸に迫りました。

(マグミクス編集部)

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