『呪術廻戦』SPがTBS系で放映 目に焼き付けておきたい「姉妹校交流会編」の明るさ
『劇場版 呪術廻戦0』が興収116億円を超えるメガヒット、TVアニメの第2期の制作も発表されるなど、『呪術廻戦』の勢いが止まりません。TBS系では『呪術廻戦』の人気エピソード「京都姉妹校交流会編」を一挙全国放映します。東京校、京都校の人気キャラたちが勢ぞろいする、見せ場たっぷりの3時間になりそうです。
ライバルとの出会いが主人公を成長させる

友情・努力・勝利。
「少年ジャンプ」の人気マンガには、この三大原則が入っていると言われています。無鉄砲な主人公は仲間の友情に支えられ、努力を重ね、強大な敵に勝利する姿に、読者はカタルシスを覚えることになります。おどろおどろしい呪術の世界を描いた『呪術廻戦』にも、しっかりとこの3つのキーワードが収められています。
なかでもTVアニメ化された『呪術廻戦』第1期の14話から始まる「京都姉妹校交流会編」は、「少年ジャンプ」度が非常に高いエピソードとなっています。最強の呪術師・五条悟が教官を勤める「東京都立呪術高等専門学校」に通う主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)は、京都校の3年生・東堂葵と出会います。虎杖も東堂も、お互いに最高のライバルかつソウルメイトとなります。
2022年2月23日(水)、TBS系にて夜7時~9時57分に放映される『呪術廻戦 京都姉妹校交流会編一挙放送SP』の見どころを紹介します。
『甲賀忍法帖』を思わせるチーム対抗戦
「呪いの王」と恐れられる両面宿儺(りょうめん・すくな)の指を飲み込んだ高校生・虎杖は、常人離れしたパワーの持ち主です。呪術高専に転入して早々、宿儺に一度は心臓を奪われましたが、宿儺と契約を結ぶことで復活を果たしました。呪術高専恒例の一大イベント「姉妹校交流会」から、虎杖は復学することになります。
交流会と呼ばれているものの、実際は東京校と京都校にそれぞれ通う若き呪術師たちがバチバチに火花を散らし合う壮絶な対抗戦です。交流会での活躍は、呪術師としての将来にも影響を与えることになります。大ヒット上映中の『劇場版 呪術廻戦0』(2021年)でおなじみの乙骨憂太は、東京校の一員として昨年参加し、大活躍したようです。
虎杖たち東京校の1年生・2年生の6人が迎え撃つのは、個性豊かな京都校の6人です。それぞれ異能の力を使う呪術師たちが2チームに分かれて、呪術バトルを繰り広げることになります。「ハリー・ポッター」シリーズの魔法学校抗戦、もしくは山田風太郎の『甲賀忍法帖』を思わせるチームバトル的な面白さがあります。
京都校のなかで否応なく目立つのが、プロレスラーばりの巨体を誇る東堂葵です。交流会の初日「チキチキ呪霊討伐猛レース」が始まってすぐに、東堂は虎杖の潜在能力を察知し、「マイフレンド」と呼ぶようになります。ちょっとヤバい人っぽい東堂ですが、全力で闘える好敵手に巡り合えたことが東堂はうれしくて仕方ありません。
東堂は高専3年生で、すでに一級呪術師です。そんな格上の上級生・東堂と闘うことで、虎杖の能力も短時間でメキメキと開発されていきます。やがて東堂は、虎杖のことを「マイベストフレンド」と呼ぶことに。いかにも「少年ジャンプ」らしい、男の子が大好きな世界となっています。