たくましすぎるマンガの「貧乏」キャラ6選 生き抜くための能力がすごすぎ!
マンガの登場キャラたちが逆境に立ち向かう姿は、読者に勇気を与えてくれます。そのなかでも特にたくましい姿を見せてくれるのが、「貧乏」キャラたちです。いくら作品のなかとはいえ厳しすぎる生活を、研ぎ澄まされたアイデアと根性で乗り越える姿は見事です。
逆境を強さに変えるたくましさ

登場キャラたちがさまざまな逆境に立ち向かうことで、感動を与えてくれるマンガやアニメ作品。そのなかでも特にたくましい生きざまを見せてくれるのが、強烈な「貧乏」キャラたちです。衣食住において厳しい環境にさらされるなか、独自に磨いた特技やサバイバル術で乗り越えていく姿は見事。今回はそんな、愛すべき「貧乏」キャラたちを紹介します。
●『ハヤテのごとく!』綾崎ハヤテ
まずは「週刊少年サンデー」で13年にわたり連載されていた、『ハヤテのごとく!』の主人公・綾崎ハヤテです。両親そろってギャンブル好きで無職という家庭で育ったハヤテは、高校生にしてその親の借金1億5000万円を背負わされてしまいます。『賭博黙示録カイジ』のカイジが命を懸けた借金返済ゲームに参加したときの借金が385万円なのを考えると、高校生にとっては絶望的な金額です。
この借金をヒロインである三千院ナギが肩代わりしてくれたことから、彼はナギの執事として働くことになるのですが……ここでハヤテは幼い頃から両親の代わりに働いてきたスキルをフルに発揮。掃除洗濯料理などの家事から、自転車便、漁業、麻雀の代打ちなどで磨いた特殊な能力まで見せつけ信頼を勝ち取っていきます。マンガ界のなかでも、屈指の経験値を誇る主人公です。
●『浦安鉄筋家族』土井津仁
続いては『浦安鉄筋家族』の土井津仁(どいつ・じん)です。主人公・大沢木小鉄の友達として、シリーズ初期から抜群の存在感を放っていました。
そんな彼を語る上で欠かせないのが、母との超貧乏生活。家の隣が墓地なのですが、お供えものを当たり前のように食べたり、店で売っているレトルトカレーの中身だけを吸い出したりと、生きるためには人としてアウトな行動も平気で取ります。そのおかげか、真冬でも平気で裸足で生活できたり、お金への執着からか算数の成績は良かったりと、人並外れたたくましさを身に着けているキャラです。
●『チェンソーマン』デンジ
大いに話題となった『チェンソーマン』の主人公・デンジ。彼の生い立ちもかなりすさまじく……作品では第1話の1ページ目から、デンジが借金3804万円を背負った状態であること、それを返すために右目を30万円、腎臓を120万円、片方の金玉を約10万で売却済みという、かなりインパクトのある描写からスタートします。
危険なデビルハンターの仕事をしていたのも、悪魔を一体殺せば30万円もらえるからという理由です。多額の借金はもちろんですが、デンジの規格外の価値観にも驚かされます。