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不便、でも夢中で遊んだ「ファミコン時代の思い出」4選 カセットに息をフーフー…

ゲームソフトに息を吹きかける子供たち

写真左上のRFスイッチにケーブルを接続してTVテレビにつないでいた(画像:ぱくたそ)
写真左上のRFスイッチにケーブルを接続してTVテレビにつないでいた(画像:ぱくたそ)

 TVにちゃんとつなげているのに起動できない、ということもよくありました。ファミコンソフトは、カートリッジ型のソフトをファミコン中央に挿して遊びますが、長く使っているとこの差し込む部分の接触が悪くなって、電源を入れても画面はめちゃくちゃ、「ピーッ」という音がずっと止まらず鳴り続ける、なんてことは珍しくありませんでした。

 そこで、ソフトをちゃんと押し込まずにゆるく挿してみたり、接触部分を「ふーっ」と吹いてホコリを飛ばしたりしていました。今考えると、金属の接触部分に直接息を吹きかけるのは、唾液などがついてむしろ故障の原因になるからやるべきではありません。埃を取るならスプレータイプのエアダスターを使うべきですが、使っている人を見かけることはほとんどありませんでした。

●食事の時間でゲームオーバー!

 当時は不便と思いませんでしたが、今考えるとつらかったのは「スリープ」ができないことです。ゲームを中断したまま待機させる機能はずいぶん先になってからのことです。ゲームボーイアドバンスやPSPなどでスリープ機能が搭載された時は、その便利さに感心したものでした。

 RPGなどはパスワードでプレイ状態を保存可能でしたが、アクションゲームではクリアに時間がかかるものでも途中ではやめられず、残機は残っていても、食事の時間が来たらゲームオーバーということは日常茶飯事でした。

●書き間違えで悲劇…長いパスワード

 ゲームの状態を途中で保存できる「パスワード」も、当時のゲームユーザーには悩ましいものでした。もし今パスワードを使うゲームがあったとしたら、みなさんはどうするでしょうか。きっとスクリーンショットを撮ったり、スマートフォンで画面を撮影したりすることでしょう。しかし当時はスマートフォンもなければスクリーンショット機能もありませんから、ひたすら紙に書き写していくしかありません。

 ゲームのボリュームが増えていくごとにパスワードも長くなっていきます。有名なのは「ドラゴンクエスト」シリーズの復活の呪文でしょう。『ドラゴンクエスト2 悪霊の神々』では、52文字もの意味のないひらがなの羅列を一字一句間違えずに入力する必要がありました。

 52文字入力したのに、画面に「じゅもんが ちがいます」と表示された時には真っ青になります。頑張って稼いだ経験値も、ゴールドも、ボスとの激闘も、全てが水の泡です。小学生の自分が書いた汚い字を何度も見直して、ここの「わ」は「ね」かもしれない、いや「れ」の可能性もある、などと懸命に入力し直したものでした。

 今思うと、なんて不便だったんだということばかりですが、当時はそれでも夢中で遊んでいました。それぐらい、ファミコンはゲームユーザーを虜(とりこ)にしていたのです。

(田下広夢)

【画像】「ふっかつのじゅもん をいれてください」 まさかのグッズ化(4枚)

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