「桂正和展」東京で開催中 『ウイングマン』『I’s』などの美少女たちに酔いしれる
2022年4月27日(水)から5月8日(日)まで、池袋・サンシャインシティ 文化会館ビル3階 展示ホールCで、漫画家・桂正和先生の画業40周年を記念した『40th Anniversary 桂正和~キャラクターデザインの世界展』が開催中です。それに先立ち開催された内覧会と、トークイベントの模様をお届けします。
200点に及ぶ展示品の数々

『ウイングマン』や『電影少女』を代表作に持ち、アニメ『TIGER&BUNNY2』でもキャラクター原案とヒーローデザインを務める漫画家・桂正和先生の画業40周年を記念した『40th Anniversary 桂正和~キャラクターデザインの世界展』が、2022年4月27日(水)から5月8日(日)まで、池袋・サンシャインシティ 文化会館ビル3階 展示ホールCで開催中です。この記事では、26日に開催された内覧会とトークショーの様子をお届けします。
会場でまず出迎えてくれるのは、桂先生が展覧会のために描き下ろした『ウイングマン』の完全新作イラストです。躍動感あふれるウイングマンとボブショートヘアーのアオイさんの姿を眺めながら会場内へと足を向けると、そこに広がっていたのは桂先生が40年にわたって描き続けてきた美麗な作品の数々でした。
最初のコーナーである「水色の世界」には、桂先生の代名詞ともいえるヒロインたちの世界が広がっていました。『I’s』『電影少女』『ウイングマン』『ZETMAN』のコミックス表紙に使用されたイラストや、「週刊少年ジャンプ」連載時の扉絵や巻頭ポスターなどが所狭しと展示されており、桂先生の描いた美少女たちが醸し出す深みに、しばし酔いしれることができます。
また、天井から数点の作品が吊り下げられているのですが、そのなkにアオイさんが『ウイングマン』作中で捕まった時のシーンをセレクトした方は、最高の仕事をされたのではないでしょうか。
2番目の世界となる「黒色の世界」には、桂先生のもうひとつの代名詞である、ヒーローたちの展示が行われています。『ウイングマン』や『超機動員ヴァンダー』、『ZETMAN』など多数のイラストが展示されるなかでも特に目立っていたのが、桂先生が所蔵するウイングマンの頭部です。また、『D・N・A2~~何処かで失くしたあいつのアイツ~』に登場した葵カリンの銃も展示されていますが、これは作画用の資料として特注したものだそうで、桂先生の並々ならぬこだわりを感じさせる逸品です。