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もはや請負人? 実写化の常連監督4人のおすすめ作品 それぞれに得意分野あり

少女マンガ、VFX大作、それぞれ違う得意分野

三木孝浩監督作品 映画『ソラニン』ビジュアル (C)浅野いにお/小学館 (C)2010 映画「ソラニン」製作委員会
三木孝浩監督作品 映画『ソラニン』ビジュアル (C)浅野いにお/小学館 (C)2010 映画「ソラニン」製作委員会

●三木孝浩監督……おすすめ作品『ソラニン』

 続いてご紹介する三木孝浩監督は、『僕等がいた』(原作:小畑友紀)や『アオハライド』『思い、思われ、ふり、ふられ』(どちらも原作:咲坂伊緒)など、少女マンガ原作の実写化を数多く手がけています。

 ミュージックビデオ出身の三木監督の初長編作品となったのが、2010年公開の『ソラニン』(原作:浅野いにお)です。原作に忠実な台詞や演出が印象的で、作中に歌詞のみ登場する楽曲「ソラニン」は、ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の後藤正文さんによって作曲され、映画とともに大ヒットしました。ポスタービジュアルを見てもわかるように、原作の空気感を纏ったキャラクターの造形も魅力的です。原作のちょっとゆるくてけだるい雰囲気も再現しており、彼らと同じ世界線で生きているような感覚を得られ、ストーリーに没入することができる作品になっています。

●山崎貴監督……おすすめ作品『アルキメデスの大戦』

『ALWAYS 三丁目の夕日』(原作:西岸良平)で、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した山崎貴監督は、国民的アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の実写化である『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や、人気マンガの『寄生獣』(原作:岩明均)など、VFXを用いた話題作を手がけてきました。

 そんな山崎監督のおすすめ作品は、『アルキメデスの大戦』(原作:三田紀房)です。最新技術で再現された巨大戦艦・大和と、その建造費用の秘密をめぐるストーリーが緻密に描かれています。主人公である天才数学者・櫂が建造費に不正のある危険な戦艦を造ってはいけないと奔走するものの、前人未到の巨大戦艦に美しさを見出してしまう気持ちのせめぎ合いも切ないです。そのような葛藤があったうえでのクライマックスの会議シーン、そして実写版独自解釈の「結局は大和が建造されてしまった理由」も興味深く見られます。

 今回紹介した以外にも、実写化作品で実績を残している監督は多数います。『ゴールデンカムイ』を筆頭に、今後実写化が予定されている作品は、誰が監督し、どのような作品になるのか、注目が集まります。

(椎崎麗)

【画像】実写化作品を多数手がけている監督4人のおすすめ作品を原作とともに見る(8枚)

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