脱ぎっぷりがスゴい「裸」キャラたち 大胆姿に「変態だ」「逆に男らしい」

芸術的な裸を見せつけるキャラたち

「肌の露出」や「お色気」などの展開は、キャラの魅力を引き出し、おもしろいストーリーを創る表現のひとつとして、マンガ界の長い歴史において多くの名シーンを生み出してきました。しかし一方で、モラルや時代情勢などを考慮してか、その風当りはだんだん厳しくなっているとも言われています。そんななかでも堂々と素晴らしき「裸」を見せつけるキャラたちを紹介します。

●無自覚の色気……『ゴールデンカムイ』の谷垣源次郎

　まずは『ゴールデンカムイ』の谷垣源次郎です。東北マタギの生まれで、普段は物静かな性格の彼ですが、受けた恩に対しては自分の命を懸けてでも返そうとするなど、内心は熱く芯の通った男です。

　そんな彼は作品のなかで、なぜか裸になってしまう場面が多く、服のボタンがはじけ飛んでしまうぐらいたくましい胸板と胸毛、そして大きな尻を見せつけています。本人は至って真面目なのですが、無自覚に発してしまうムンムンとした色気には周りの男性キャラまでもが思わずドキッとしまうほどです。2022年4月で堂々の完結を迎えた『ゴールデンカムイ』のなかで、しっかりと「お色気」担当を全うしました。

●彫刻のような裸……『鬼滅の刃』の嘴平伊之助

『鬼滅の刃』の嘴平伊之助も常に裸でありながら、健全さが崩れないキャラのひとりです。その理由は鍛え抜かれた筋肉にあると言えます。ムキムキながらもしっかり引き締まった腕の筋肉に、きれいに割れた腹筋はまるで彫刻のよう。もはや芸術の域です。しかも頭にはイノシシの皮を被って隠れているということで、全体的な肌の露出のバランスも取れているように見えます。
　
　また「鬼殺隊」の任務においても、チームを組む竈門炭治郎や我妻善逸の性格が、真面目だったり臆病だったりするため、スパイスとして伊之助のような見た目と性格が破天荒なキャラがいるのはとてもバランスが取れているように見えます。

●信念の裸……『呪術廻戦』の東堂葵

『呪術廻戦』の東堂葵も力強く「裸道」を突き進むひとりです。普段はさすがに制服を着ていますが、戦闘になればすぐに服を破り捨て、鍛え抜かれた筋肉むき出しで戦う生粋の裸術師です。腹筋はグッと引き締まり、胸から肩に掛けての筋肉は山のようです。

　性格に関しても、初対面の相手にいきなり「どんな女が好みだ？」と聞いたり、主人公・虎杖悠仁に対し、戦っている際中にも関わらずアドバイスを送ったりするなど、かなりクセがありますが、そのぶっ飛び具合が逆に裸のイヤらしさを全く感じさせず、むしろ軸がブレない男らしさを感じさせます。