ルパンは本当に「ふ〜じこちゃあん」て言ってる?アニメ最新作で検証したら衝撃…
ルパン三世といえば、「ふ〜じこちゃあん」というセリフです。峰不二子を呼ぶ際のあの独特すぎる抑揚は、思わずモノマネしたくなります。果たして最近のルパンは、実際に「ふ〜じこちゃあん」と言っているのでしょうか?
「ふ〜じこちゃあん」はただのイメージ?それとも実際に言っている?

かつて、日テレ系列『伊東家の食卓』(2000年3月7日放送)の企画で「ルパン3世のモノマネを振られたらほとんどの人は『ふ〜じこちゃあん』というのでは?」といった検証が行われ、実際に多くの人が「ふ〜じこちゃあん」とモノマネしていました。
ルパンといえば、正体不明のヒロイン・峰不二子に首ったけ。あの絶妙に声の震えた「ふ〜じこちゃあん」は、作品全体を象徴するセリフのようです。とはいえ『巨人の星』の星一徹のちゃぶ台返しが世間のイメージとは違い、実際に行われたのは一度きりであるように、イメージだけが先行してしまっている場合もあります。果たしてルパンは本当に、「ふ〜じこちゃあん」と言っているのでしょうか?最新作『ルパン三世 PART6』を、じっくり確認してみましょう。
※なお「ふ〜じこちゃあん」にはバリエーションがあり、本稿においては「ふ〜じこちゃん」も「ふじこちゃあん」も「ふ〜じこちゃあん」に含むことにします。……一体、何を言っているのでしょうか。
●さっそく、第1話から確認していった結果……あれ?
「ふ〜じこちゃあん」の単騎待ちということで、ストーリーの紹介は省略させていただきます。『ルパン三世 PART6』は「ホームズ編」と「トモエ編」に分かれており、それぞれルパンの過去をめぐるもの。全体的に、シリアスなテンションで展開されていくのです。
第1話は不二子とのタンデムでロンドンの路地を爆走するシーンがありますが、甘い言葉はなし。続く2話は「不二子」と呼び捨てが一回あっただけで、3話も鉄道オタクの大富豪の豪邸のお宝を一味が狙うという、絶好の「ふ〜じこちゃあん」チャンスのように思えましたが、特になし。4話では不二子の料理の才能をルパンと次元が茶化し、互いに銃を向けあって終わり。やはり、不二子の神秘性は弱まり、いわゆる正ヒロインめいた言動が目立ってきます。5話は、ルパンが江戸川乱歩の世界に迷い込む物語。当然、不二子もいない回ということで期待できなかったのですが……不二子そっくりの美女に、「ふ〜じこちゃあん」と呼びかけるシーンがありました。
現在、1回です。続く6話はなし。そして7話も、8話もなし。9話ではさらりと「ふ〜じこちゃあん」発言あり。現在、2回目。「始祖鳥化石」をめぐる、とびきりお洒落な10話は「不二子」と呼び捨て。11話も次元との会話中に、「不二子ちゃん」発言があるのみ。「ホームズ編」がひと段落の12話もなし。……0ではありませんが、なかなか寂しい状況です。