『カリオストロの城』OPの車に「五ェ門」もいるって本当? ルパンと次元しか見えないけど「分かりやすい点」とは
劇場版『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』が2025年6月27日に公開される同日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、『ルパン三世 カリオストロの城』が放送されます。実は、OPで確かめてほしいことがあるのです。
よーく見れば頭と斬鉄剣が

1979年公開以来、TVで何度も放送されている『ルパン三世 カリオストロの城』(以下、『カリオストロの城』)は、前に鑑賞していてもつい観てしまうという人も多いでしょう。本日2025年6月27日の「金曜ロードショー」での放送を、楽しみにしている方も多いはずです。
ところで、こんなトリビアをご存じでしょうか?
『カリオストロの城』の、OPシーンを思い出して下さい。「『ルパン』と『次元大介』のふたりがカジノから札束を盗み出し、車に乗って逃走。走行中の橋の上でお金が偽札だと気付いて派手にばらまく」、そこからタイトルという流れです。
ここまでの泥棒劇は、ルパンと次元、ふたりだけの犯行に見えます。しかし、実は「石川五ェ門」もいるのです。
OPに五ェ門の姿が映っていることに、気付いていない人は多いでしょう。ぜひ、確認してみてください。
まず本編スタートから「約25秒後」、ルパンと次元が、札束を詰め込んだ黄色い車に乗り込みます。後部座席だと思いますが、黒い長髪の人物がすでに乗っていました。これが、五ェ門です。よく見ると名刀「斬鉄剣」の鞘も見えます。
本編スタートから「約40秒後」、ここで、気になる場面があります。追っ手が次々に車に乗り込んで発進させますが、そのなかの1台は車体がスパッと真っぷたつに切られていました。これは「斬鉄剣の切り口」しかありえませんが、そこに五ェ門もいると気付いていなければ違和感たっぷりです。とにかく、五ェ門は敵の足止めの仕事をしていたことが分かります。
そして、本編スタートから「1分50秒後」に、ルパンたちは車のルーフを開いて偽札をばらまきました。このとき、後部座席に五ェ門の後頭部、そして斬鉄剣の鞘が見えます。
五ェ門の登場、というか「見切れ」は、この2カットです。このあとにタイトルが出て、OP曲が流れます。曲中の映像は、時間経過を思わせるように車で旅するルパンと次元がいますが、五ェ門の姿はありません。本編に戻り、「カリオストロ公国」に入国する際にも五ェ門はいないので、途中で別れたのでしょう。次に登場するのは、本編スタートから25分後です。
こういった演出になった理由に関して、ネット上では「宮崎監督は最初からOPの強盗シーンをルパンと次元のふたりだけで進めるつもりだった」「『OPに五ェ門も出すように』と上の方から言われたため、五ェ門は車に乗っていることにした」など、さまざまな説がありますが、詳細は不明です。とはいえ、いまとなっては、見切れている五ェ門が逆に「隠しキャラ」のような面白い演出になっているともいえます。
(石原久稔)
