イケメン俳優に意外な配役!美形がかすむ? クセ強すぎな演技が見られる実写化映画
好きなマンガが実写化されるとなれば、まず気になるのは「誰がどの役を演じるか」でしょう。イケメン俳優は動員の期待も背負って起用されがちですが、なかには「せっかくのイケメンなのに、そう使う!?」と驚愕させられるキャスティングもあります。
イケメンだからこそ、ぶっ飛び演技が尊い!
マンガの実写映画化は、とかくキャスティングが賛否を呼びがちです。まさにイメージ通りと膝を打つ場合もあれば、ファンからすると「もっと他にいたでしょう!」と言いたくなる配役もあります。そんななか気になるのが、いわゆる「イケメン俳優」の使いどころ。一般的には観客動員を左右する要としてカッコいい主役級に配されることが多いのですが、ときには「イケメンなのに、そう使う!?」とびっくりとさせられることもあります。今回はそんなイケメンたちの衝撃のキャスティングを振り返ります。
●イケメンなのに「笑撃」すぎ!『KAPPEI』の山本耕史
イケメン俳優が第一に担う役割は「カッコよさ」なはずですが、そのルールを完全に無視した「お笑い要員」扱いで世間に衝撃ならぬ笑撃を与えた映画が、2022年3月公開で記憶に新しい『KAPPEI』(原作:若杉公徳)です。乱世の救世主となるべく人里離れた地で修行を続けてきた「終末の戦士」たちが、突然普通の社会に放り出される物語で、主演の伊藤英明さんをはじめ、イケメン俳優たちが誰ひとりとして正規のイケメン扱いをされていません。
なかでも、尋常ではない壊れっぷりだったのが山本耕史さんです。山本さんといえば、映画『シン・ウルトラマン』で外星人メフィラスを演じて主役を食うほどの怪演で賞賛を浴び、大河ドラマでも高評価の時の人。その山本さんが『KAPPEI』では終末の戦士・正義となり、胸までしかないシャツと股間に馬の顔がついた超短パンで街を歩いたり(ほぼセクハラ!)、尾崎豊の「15の夜」に感動してヤンキーになり、中学生を引き連れて夜の校舎の窓ガラスを壊して回ったりと、衝撃の暴れっぷりなのです。
圧巻は伊藤英明さん演じる勝平との対決シーン。正義が使う「無戒殺風拳・馬跳流(ばちょうりゅう)」は、お尻を自分でバンバン叩いて力をため、馬のような構えで前進していく技です。ご本人によると「後半は内出血していました」とのことですが、映画公開後のSNSには「美ケツ過ぎる」「山本の尻が綺麗で驚いた」「みんなー!!山本耕史の尻を見に行ってくれ!!」などの言葉が飛び交い、まるで山本さんのお尻が主役かのような絶賛ぶりでした。衝撃キャスティングだけでなく、『シン・ウルトラマン』同様に主役を食うとは、さすがの一言です。