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新規ファンを取り込んだ『水星の魔女』でも導入 「ガンダム」定番、2つの要素にいくつかの伏線

今回もあるのか? 『ガンダム』定番の仮面キャラの復讐劇

「仮面の女性」プロスペラは、前日譚「PROLOGUE」に登場したエルノラ・サマヤと思われるが? 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の前日譚「PROLOGUE」場面カット (C)創通・サンライズ・MBS
「仮面の女性」プロスペラは、前日譚「PROLOGUE」に登場したエルノラ・サマヤと思われるが? 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の前日譚「PROLOGUE」場面カット (C)創通・サンライズ・MBS

 もうひとつの『ガンダム』でおなじみの要素は「仮面」です。元祖仮面キャラであるシャア・アズナブルといえば、本編を見ていなくても知っている人も多いことでしょう。さまざまなコラボ企画にも登場しているシリーズの顔とも言える存在です。

 このシャアと同じく仮面を付けたキャラが『水星の魔女』でも登場していました。それがシン・セー開発公社CEOのプロスペラです。彼女はスレッタの母親。仮面は身体補助のためのヘッドギアだそうです。

 これまでの『ガンダム』での仮面キャラの多くは自分の正体を隠すため仮面で顔を覆い、その心に復讐を誓っているキャラでした。現在、TVアニメでは本心らしい本心はまだ明かしていないプロスペラですが、公式サイトで公開されているシリーズ構成の大河内一楼さんによる小説「ゆりかごの星」によると、スレッタにも真意を告げることなく復讐のためアスティカシアに入学させたことが語られています。

 余談ですが、この「ゆりかごの星」はオープニング曲「祝福」を制作するための原作小説として書かれたそうで、ガンダム・エアリアルの目線でスレッタの成長を見守るという一風変わった作品になっていました。

 話を戻しますと、これまでの仮面キャラとプロスペラが大きく違う部分もいくつかあります。

 ひとつは女性という点。一応、『ガンダム』シリーズの仮面キャラで女性というと、『ガンダムビルドファイターズトライ』のレディ・カワグチがいますが、同じ『ガンダム』を冠していても『ビルド』シリーズはガンプラ作品です。MSが登場するシリーズでは異例となるでしょう。

 もうひとつは立ち位置が主人公側という点です。これまでの仮面キャラの多くは敵、ライバルというポジションがほとんどでした。そう考えると、後々にスレッタと敵対するのではないか? ……という考察をする人もいます。

 いずれにしても『ガンダム』定番の仮面キャラとはいえ、プロスペラはこれまでと違った面を持つ独自色のあるキャラに仕上がっているということでしょう。もちろん、『ガンダム』の定番的なものはこれだけでなく、マスコットロボットとしてさまざまな作品に活躍している「ハロ」が登場していることも忘れてはいけません。

 しかし長年、シリーズを見てきた人たちにとっては定番でも、これまで『ガンダム』を知らなかった若い世代には新鮮に見えることもあることでしょう。逆に『水星の魔女』をきっかけに他のシリーズを見るようになった時、ひとつの共通点として認識しているといいかもしれません。

(加々美利治)

【画像】「仮面キャラ」復讐の動機か? 前日譚で描かれた凄絶な虐殺(9枚)

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